水葉夕都は父親の事情により夢殿市の青巒(せいらん)高校に転入してきた。この世界における市とは能力司が物理法則を支配するひとつの異界だ。人々は市内に定住し、よほどの理由がない限り他の市へ移動することはない。物理法則が違うゆえに常識、習慣が異
なり、隔絶感が著しいためだ。他市との交流はほぼ皆無、往来するための交通網もほとんど整備されていない。ほとんどの市民は、その一生を生まれた市の中で終える。
夢殿市には夜が来ない。ここ数百年、夢殿市はずっと夕暮れの風景のままだ。夕都は夢殿市でひとりの少女、倉竹真ノと出会う。真ノは同じクラスに在籍している少女。誰とも会話をしない彼女はクラスの中で孤立していた。彼女のことを『忌み物』だといって避ける者もいた。
※ R15指定です。
※ 鬱系が苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 02:00:00
31744文字
会話率:48%
謎の光『ヒュー』。
ヒトを導き、時に惑わせるその存在とはーー?
シリーズのこぼれ話を集めた一話完結のアナザーストーリーたちです。
最終更新:2022-02-22 16:40:20
138418文字
会話率:11%
謎の光『ヒュー』を巡るお話、シリーズ第2弾です。とある水のホシに浮かぶ
とあるシマに住んでいる、大人になりかけの少女シィとしゃべるビーバー・
ビーの物語です。やはりシマは時に姿を変え、緑の光『ヒュー』に導かれて
色々なことが起きます。今回の
『ファントム』は謎のモヤモヤではなく、また
別の形として登場します。少し性描写あり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-14 23:59:00
252156文字
会話率:25%
宇宙の辺境のホシに、青年がいた。そこは風景が時々ガラリと変わったり、
時に隕石が落ちて来たりする不思議な場所だった。そこに建つ塔で、青年
は子供の頃の記憶がないままネコと二人で過ごしていた…。やがて堕ちて
来る宇宙船。その乗組員の男女と青年
とネコが、奇妙な辺境生活を送る事
になる話です。ホシには時々人がやって来ては帰っていく、それでも彼ら
は出られない。そして時々現れる謎の光『ヒュー』。その関わり合いの話
です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-21 08:29:42
401162文字
会話率:27%