マリーが母の口紅を手にした時、鏡の中の彼女は姿を消した。溶けて崩れた世界に放り出されたマリーは、窓の無い奇妙な部屋で老人に銀の懐中時計を渡される。それは鏡の姿を失ったマリーを、大人の姿に変身させる魔法の懐中時計だった。老人から懐中時計の使
い方を教えられたマリーは部屋から放り出され、ラビーノ伯爵を名乗る白ウサギの館へとやって来る。ラビーノ伯爵はマリーを歓待し、彼女の助けになることを申し出るが――
本作は、「鏡のマリー」シリーズ(S6560C)を一部修正し、1作にまとめたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-20 17:00:00
130513文字
会話率:54%
マリーが母の口紅を手にした時、鏡の中の彼女は姿を消した。溶けて崩れた世界に放り出されたマリーは、窓の無い奇妙な部屋で老人に銀の懐中時計を渡される。それは鏡の姿を失ったマリーを、大人の姿に変身させる魔法の懐中時計だった。老人から懐中時計の使
い方を教えられたマリーは部屋から放り出され、ラビーノ伯爵を名乗る白ウサギの館へとやって来る。ラビーノ伯爵はマリーを歓待し、彼女の助けになることを申し出るが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-07 21:00:00
16240文字
会話率:53%
−光あれ−より。光の生み出された世界。そして蘇る彼女。世界はそうしてそこにあった。これから紡がれる者達のために。私はただ祈ろう。そして、この世界があり続けるよう願おう。
最終更新:2008-11-17 20:25:34
1173文字
会話率:22%
鏡の姿よりさき。世界の深淵へと誘われた彼。そこに見たのは深く沈み込む闇。彼は祈る。消えてゆく彼女を思って。世界に光りあれ。
最終更新:2008-11-17 20:02:12
1393文字
会話率:10%
鏡に映るものは自分の姿だけだと思っていた。それが暗示する未来。その先は語られることはない・・。
最終更新:2008-09-27 18:19:59
904文字
会話率:28%