録藤智也は平凡な高校生。
しかし色恋沙汰とは一切縁が無い残念な男である。
灰色の高校生活を過ごしていたが彼だが――
「ねぇ、デートしましょ」
「そ、そういうのはまだ早いですって!」
「あら、私たち婚約者なのに?」
ある日、幼なじみにして
未来の花嫁、西城彩香と同棲する事になってしまった。
好意を積極的に伝えてくる彩香。彼女の事を一切思い出せない智也。
そうして青春ラブコメは緩やかに都合よく回っていく。
――都合がよいワケを知るまでは。
▽カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 18:00:00
122201文字
会話率:44%
全く突然のことで、同級生――篠ノ井にキスされた。人の見ている目の前で、だぞ。ああ、地味ながら寧日なる、俺の高校生活は破綻した――。そう思うと間髪をいれずに、なんと「偽装彼氏」を頼まれたのだが。おまけに、都合がよいからと、篠ノ井が所属する、
新聞部に引きずり込まれた――内申点という甘い餌に誘われて。そして、ここに入ってしまったがために、それこそ酸いも甘いも知ることになる。
当の新聞部では篠ノ井のペアとして、付き添っていればよいはずだったのに、学校に留まらず取材とあらば、どこもかしこも縦横無尽に振り回される。取材のはずが、謎を放っておけない篠ノ井は、謎解きに夢中になる挙げ句、暴走もよいところ。それこそ「彼女とお出かけ」なんてシチュエーションは夢のまた夢。問題起こして内申点に響くのだけはどうか……と、保護者宜しく篠ノ井を諫め続ける今日この頃。
新聞部の面々と、肝心要の学校新聞作成に、そして取材と言う名の謎解きに追われる日々。関わるはずのなかった世界に、ますますはまっていく俺。「偽装彼女」篠ノ井に手を焼きながら、高校2年生は回っていく。
今日も新聞部の裏側で、ドタバタ劇が繰り広げられる!
※「カクヨム」「ノベルアップ+」でも掲載中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-25 07:12:59
31521文字
会話率:43%
印象操作について書いてみました。
最終更新:2018-09-08 15:52:25
434文字
会話率:0%
何とも形容しがたい空の下には、どんな大地があるべきか。大津坂と云う名の場所は、その点都合がよい。そんな大津坂の都合の良さを借りなければ自己が瓦解してしまうと主人公は、そこで変わった女・老人・坊主との出会いを通して大津坂離れをする過程を描いた
作品。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-12-31 08:07:50
2254文字
会話率:67%