現代日本の山中に校舎が建っていた。そこに通う学生は田舎であるにも関わらず、全国的にも優秀な成績を収める者から不良まで、十人十色な特色を持っている。その中でも特殊なのは生徒会。教師よりも全校生徒を統率している絶対的な権力を持つ彼らのトップに立
つ生徒会長には謎が多かった。そんな彼に目をつけられた天野霳太郎は、生徒会といがみながらある現象に巻き込まれていく。それは、雷が学校近くに直撃し、そのあと必ずその付近にいたものは行方不明になるという神隠しとも言える現象だった。
リュウタロウの友人すらも巻き込まれて、とうとう彼らによる神隠しの謎解きが始まる。しかし、リュウタロウ自身も神隠しに巻き込まれるとは夢にも思っていなかった。最後に見たのは雷の光であり、目が醒めると西洋風の四柱に囲まれた大理石の空間だった。
面倒臭がりで基本無関心な主人公リュウタロウと、個性的すぎる周りの織りなす異世界転移ファンタジー!地球でも異世界でも邪険に扱われ、自由にいきれるのかと思いきや、急に神がドヤって来るわ、城から追い出されて嵌められるわ、難題ふっかけられるわ!命狙われまくりのリュウは生き残れるのか!時折謎解きと入れていこうと思います。(初心者なので簡単すぎる部分に関しては悪しからず……)
今まで更新がかなり遅れ&不定期で申し訳ないのですが、シリアス時々コメディー的なノリで少し抜かれれば良いかなーと思っております。途中からグロ注意ですよ!気になったらチラッと寄って行ってくれたら嬉しいです!よろしくお願いします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 09:00:13
209188文字
会話率:24%
リュウには妹がいた。あの時は体の弱い幼馴染も一緒に生活していたので、しっかり者として通っていた彼は楽しく充実した日々を送っていた記憶がある。しかし、高校に入ってからのリュウは面倒臭いが口癖になってしまったサボリ魔だ。学校生活でも決まった行動
しかしないという極度のメイペース。まだあの悲しみが残るなか、数少ない友人とのらりくらりな生活を送っていた。
ある日、いつもの通り幼馴染達とじゃれあっていると突然下校指示が下る。晴れていた空は陰り、嵐みたいに吹き荒れる風は生徒達の恐怖を煽ったが、下校途中に降ってきた雨を避けるためリュウ達は雨宿りをする羽目に。少し雨が収まってきた瞬間に一歩踏み出した瞬間、雷が落ちた。
その日を境に奇妙な事件が相次ぐ。最初はリュウの友達、その次は先輩達で、そのまた次は無差別な集団で失踪事件が続いたのだ。原因もわからず警察も混乱する中、ついにリュウの番が回って来た。同じくリュウも行方不明になってから
目をさますと、そこはーーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-14 10:00:00
24448文字
会話率:32%