私の存在は、誰にも見られていない。
学校でも、家でも、私は少しずつ透明になっていく──
そんな私を見つけたのは、
祠に封じられた“文字を喰う神”だった。
「もっと書け。お前の絶望を、俺に食わせろ」
文字を食べられるたび、私は世界に繋ぎ
止められる。
でも気づいた時には、
私の心も、記憶も、彼に喰われていくのだった。
これは、
存在を失いかけた少女と、飢えた神の危険な異類婚譚。
読まれることで生き、喰われることで愛された、
毒入りの恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 05:29:59
20275文字
会話率:28%
「あの日、僕は君に出会って変わったんだ───」
つまらない人生に飽き飽きしていた高校2年生の南蒼汰と「透明病」にかかった花山藤花
ふたりが紡いでいく硝子のような日々の物語
最終更新:2019-09-01 10:37:04
620文字
会話率:0%
【透明病】と言う10億人に1人が患うと言われている病気がニュースで取り上げれる日の事だった。中学の卒業式の帰り、親を失った君代翔は、高校に入学して3ヶ月たったある日、天真爛漫な君野未来と出会う。 親を失い、もう友達は作らないと決めたのに、未
来と出会って翔の運命が動き出す。でも、翔はこの時知らなかった。彼女が【透明病】である事に。
親を失った「僕」と未来を失った「彼女」。その2人の視点で描かれ、思いが交差する青春ストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-13 18:39:21
19478文字
会話率:56%