ただ、生まれたことに罪があった。
産ませた男は権力者。
産んだ女は裁かれて、異母兄弟から疎まれて――
「いや、まぁ、そのあたりはどうでもいいわね」
最強の覇権国家ラヴェリア聖王国から、一人の王女が追放された。
第4位王位継承者の彼女は
、卑しい身分へ落とされ国を追われる羽目に。
しかし、追い出されたのは、事の始まりでしかない。
彼女の首級には、法外な価値が宿っている。それを狙い、互いに競い合う腹違いたち。
あの手この手の魔の手を前に、元王女は立ち向かい、祖国を相手に剣を向ける。自身の自由のため、そして……
血を分けたバカどもを泣かすために。
こうして、はた迷惑な兄弟喧嘩の幕が開けた!
互いの手札はジョーカーだらけ、持つ者もやっぱりただのジョーカー!
時には他国もコッソリ巻き込み、他人の庭にて火花を散らす!
「さぁ、かかってくるがよろしいわ! アーハッハッハ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 14:29:16
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会話率:26%
ある高名な学者である大学教授が突然亡くなった。
残されたのは天才と称される医学生の兄と、飛び級で学院を卒業したばかりの妹だった。
彼女は大学に入学するつもりだったが、自分の事は自分でと兄に言われたので、今年の入学を諦め、住み込みの仕事
を見つけようと思った。
このまま家にいても兄にただこき使われるのは目に見えていたからだ。
職業紹介所へ行こうと家を出ると、そこにはストーカーとなった(元?)恋人が立っていた。
彼はストーカーなんかじゃないと必死に彼女に訴えるが・・・
二人の(明るい)恋人達と、その背景に見え隠れするある悲しい恋人達の話です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-01 19:00:00
12438文字
会話率:22%