「ケネス、君はもう我々『龍の刻印』には必要ない」
Sランク剣士として、どんなことでもそつなくこなしてきたケネス。
だが、気分屋であるエドとその恋人であるアナに追放を言い渡されてしまう。
「おいおい、命乞いはなしか? それとも強がっている
のか? ああ?」
「本当は怖いんじゃないの? これからどう稼げばいいんだろうって?」
そんなことを言われていたケネスであったが、当の本人は全くノーダメージであった。他二人はデートやら食費やらで散財していたが、ケネスの趣味は貯金。お金には困っていないどころか、二十年は遊んで暮らせる余裕があった。
さらに言えばケネス個人にもSランクの称号が付与されている。
彼は器用貧乏と呼ばれていたが、ただ単純にどんなことでも『完璧にこなすことができる』万能剣士なだけなのだ。
ケネスは今後、どう過ごそうか悩んでいるとこんな話が耳に届く。
「なあ。神々の迷宮に挑んだパーティが帰ってこないらしいぜ」
「仕方ねえだろ。ありゃ人間が挑むものじゃねえ」
神々の迷宮。それは攻略すれば神々の加護が与えられどんな夢でも叶えることができると噂されているダンジョン。
難易度は神々と呼ばれるだけあり階級では振り分けることができない。
「あ、そうだ。暇だしチャレンジしてみるか」
しかしケネスは暇だからと言う理由で攻略に挑むことにする。
さらに余裕で攻略してしまい、次第に英雄と呼ばれるようになるのだが――
「え? なんで俺英雄って呼ばれてるの?」
これは暇人による無自覚英雄譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 20:30:00
119829文字
会話率:42%
売り上げ第一がモットー、趣味は貯金、将来の夢は高級老人ホームという、超堅実派百貨店販売員・伊藤祥子。
ある朝目覚めると、なぜか猫耳が生えていた。
そのせいで不特定多数の好奇心や愛情の的になり、彼女の日常は思わぬ方向へ転がり始める。
なぜか人
生最大のモテ期到来……?
猫女は今日も百貨店家具売場に立つ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-07 08:02:40
157579文字
会話率:45%
寝て起きたら赤ん坊、場所はファンタジーな異世界、授かった力は通販!?
どうすればいい?なにをすればいい?理由なく前世の記憶を持って転生した主人公、彼は一体何を目指して何を成すのか!
ノリと勢いで投稿しました。どうかよろしくお願いします。
最終更新:2012-11-05 00:38:21
524文字
会話率:0%