バッキンガム宮殿で開催された、英国王室第二王女の御生誕を祝う晩餐会。
それは第一王女のイザベル・ウィンザー殿下にとっては、中華王朝より来賓として訪れた愛新覚羅翠蘭第一王女殿下と親交を結ぶ良い機会となったのでした。
折しも復活祭を間近に控えた
タイミングであるため、宮殿内にはイースターエッグを模した装飾が施されておりました。
このイースターエッグの装飾を御覧になった翠蘭殿下は、素晴らしい着想を得られたようで…
(本作品は、ひだまり童話館様御主催の第37回企画「開館10周年記念祭」の参加作品で御座います。「めでたい話」をテーマとさせて頂きました。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 08:18:00
2903文字
会話率:34%
ぼくが赤い卵を割ってしまったから、ぼくの明日は来なくなった。
赤い卵を取り戻したら、きっとぼくの明日は来るに違いない。
だから、ぼくは赤い鳥を探して、赤い大地に向かう。
赤い卵を取り戻すため。
ぼくの明日を取り戻すため。
最終更新:2021-01-03 20:00:00
7538文字
会話率:24%