この物語は、怪異「八尺様」と中学生の俊の出会いの物語です。
シュンは夏の下校中、雨宿りのためにバス停に立ち寄ります。そこで彼は、身長約2.4メートルの恐ろしい怪異「八尺様」と遭遇します。通常なら誰も話しかけないような存在ですが、シュンはその
異常な状況下でも会話を試みます。八尺様は何故か俊の名前を知っていて、とても気に入っている様子です。俊は八尺様に魅入られてしまい、初めて八尺様の血を口にして奇妙な感覚に陥ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 13:24:45
7441文字
会話率:36%
俺、樋口敬大は入学早々高校デビューに失敗して、ボッチ街道まっしぐら。
同じクラスには、学園のアイドル「イケてる方」と言われている、佐久良舞さん。じゃない方と呼称されている佐久良唯さんがいる。
双子の姉妹なわけだけど、その性格と見た目は大き
く違う。
明るくクラスの中心的な存在の舞に対し、姉の唯は見た目から暗い印象おまけにコミュ障でいつも一人。
「ひ、樋口、くん…………きょ、今日、日直みたいだから…………そ、その、日誌取りに行かないと、だそうです……」
「わ、わかった。あ、あの、ありがとう。えっと……さ、じゃなくて、ゆ、唯さん」
「…………う、うん」
だがなぜだか、クラスメイトが誰も話しかけない中で唯だけは唯一敬大にに話しかけてくれる、そんな存在。
「ううっ、なんだかこの辺がくすぐったくてもやもやします」
「お、俺は知らん。知らないからな……」
「私をスッキリさせてください」
「いやだから、知らないってば」
唯さんの前では、過去の苦い経験から封印したことも意味をなさず、
「一つ聞くけど、唯さん、俺のこと怖くないの?」
「えっ、全然怖くありません。怖いわけがないじゃないですか……えっと、その訳を聞きたいですか?」
2人きりだと結構よく喋りまるでその印象は違う。
「も、もしかして、唯さん……?」
「はい……」
「え、いや……気づかなくてごめん。でも……」
出かけることになったら、目の前には全く別人のように見える唯さんがいて……。
彼女の見た目がやはり偽装だということを知った俺の日常はちょっとずつ変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 19:20:00
100182文字
会話率:40%
居場所の無い負け犬の話
最終更新:2022-11-22 08:45:44
10750文字
会話率:1%