創作作品におけるキャラクターの天才設定は陳腐で有り触れたものである。よく指摘される問題点として、「作者の頭脳を超えたキャラクターは生み出せない」というものが挙げられる。
作者が創造するキャラクターは、作者の知識や語彙を超えられない。その理
屈は尤《もっと》もである。
本エッセイでは、その点を踏まえた上で、更に踏み込み、キャラクターを「天才設定」とした際、それ故に「漢字表記」を多用した場合の弊害について、私自身の経験を基に言及する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 16:32:11
3034文字
会話率:4%
某大都市で編集者として働く白虎の綾部さんと,綾部さんの相方で大学生の人間・水無川くん。
綾部さんは新人発掘のため,小説の持ち込みを受け付けたり,同人誌即売会に未来の小説家を探しに行ったりするのですが,そこで出会う原稿は「ちょっとおしい」要素
がたくさん。
「あああああどいつもこいつも!もったいねえんだよこんなにいい作品なのに!!
こうなったら,全部まとめて面倒見てやろうじゃねえか……!!!」
ひょんなことから「ひよっこ校正者」としてバイトをすることになった水無川くんに,
綾部さんは「小説をもっとミスなく効果的に書くための講義」をはじめるのでした――。
※本小説は以下の内容で更新予定です。また、連載途中で追記・改変・内容の更新を伴う場合があります。
第1話 句点(。)の置き方
第2話 読点(、)の置き方
第3話 会話文の表記
第4話 行頭禁則・行末禁則
第5話 三点リーダ(…)とダッシュ(―)
第5.5話 まずは一言で語れるものから:ストーリーの考え方
第6話 表記ゆれをしないために
第7話 漢字の閉じ開き1:補助動詞
第8話 漢字の閉じ開き2:形式形容詞
第9話 未定
第10話 未定
第10.5話 舞台は誰のものか?:世界観の構築
※参考文献
・日本語組版処理の要件(日本語版)
https://www.w3.org/TR/2011/WD-jlreq-20111129/ja/
・日本語の作文技術/本多勝一折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-01 00:11:35
3162文字
会話率:65%