「クローディア・オットー侯爵令嬢!貴様によるメアリへの度重なる問題行動はもはや看過できない!───よって、この場をもって婚約を解消させてもらう!」
留学から帰って来たばかりのモブ令嬢(元日本人)シャーロット・ベイルは学年別慰労パーティーで
勃発した断罪イベントに目を丸くする。
どうやら自分の留学中に侯爵令嬢──もとい悪役令嬢が婚約者の王子と仲睦まじい男爵令嬢メアリに嫉妬して嫌がらせをしていたらしい。
そんな断罪イベントを遠巻きに見守っていたシャーロットは、突如悪役令嬢クローディアによって巻き込まれる。
「───では、『学園裁判』を行いましょう。判事役となる『最終判定者』にシャーロット・ベイル公爵令嬢を指名いたします」
「へ?」
今世の父が国の最高判事であること、また騒動の期間中留学をしていたため事件をより中立的な立場で見られるとの理由で抜擢されたわけである。
裁判を進めていくにつれて、第一王子や男爵令嬢から提出される杜撰な証拠の数々にシャーロットは眩暈がして───
◇
※異世界学園裁判ものなので、実際の裁判とは異なる点(役職名や進行等)が多くあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 19:08:58
46087文字
会話率:28%
弁護士事務所の所長でもある弁護士本橋秀は、休日を楽しむべく街を散策する中で事故の目撃者となる。
少額訴訟で終わるような案件を、独自の手法で高額な賠償訴訟へと変えていく。
亜久里司法修習生の報告書のスピンオフ作品となります。
最終更新:2024-02-06 21:58:40
32193文字
会話率:53%
辺境伯令嬢バルバラ・ザクセットは、第一王子セインの誕生パーティの場で婚約破棄を言い渡された。
だがその途端周囲がざわめき、空気が変わる。
父王も王妃も絶望にへたりこみ、セインの母第三側妃は彼の頬を打ち叱責した後、毒をもって自害する。
そして
バルバラは皇帝の代理人として、パーティ自体をチェイルト王家自体に対する裁判の場に変えるのだった。
番外編1……裁判となった事件の裏側を、その首謀者三人のうちの一人カイシャル・セルーメ視点であちこち移動しながら30年くらいのスパンで描いています。シリアス。
番外編2……マリウラ視点のその後。もう絶対に関わりにならないと思っていたはずの人々が何故か自分のところに相談しにやってくるという。お気楽話。
番外編3……辺境伯令嬢バルバラの動きを、彼女の本当の婚約者で護衛騎士のシェイデンの視点から見た話。番外1の少し後の部分も入ってます。
この作品はアルファポリス、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 15:57:59
203559文字
会話率:38%
異世界に存在する裁判所「リートス高等裁判所」。 そこでは、私たちの常識をはるかに逸脱した「異世界裁判」が催されている。 これは、そんな裁判所での一日。
最終更新:2021-07-15 23:06:07
4992文字
会話率:49%