奇才芸術家・橋白洲黒馬(はじしらずくろうま)が手掛けた作品が収蔵されている美術館――恥知らず美術館がリニューアル一周年を迎える前に何者かによって放火されてしまう。そして、同日に失踪を遂げた黒馬氏。その不可解な二つの事件を調査するために黒馬の
孫・橋白洲極黒(はじしらずごくろう)は名探偵を訪れる。
事件は探偵の安楽椅子推理によって解決したと思われたが、その推理は完璧には的中していなかった。
「この事件、一枚岩じゃない」
極黒は祖父の行方を突き止めるため、探偵は誇りを取り戻すため、橋白洲家に巣を張る呪いに切りこむことになるが――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 14:31:31
7065文字
会話率:35%
自分にとって最も大切な者を殺され、傷つけられた時、貴方は全てを恨まずに真っ当に生きていく事が出来るだろうか?
これは社会から、大人から、日本から全てを奪われた男が世界を恨み、日本史上最悪のテロリストになるまでの破滅への物語である。
〜復讐は復讐を呼び、最後には何も残らない。
その人生は虚色となる。〜
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 21:29:13
6313文字
会話率:30%