兵庫の大学で勇名を馳(は)せる孤高の五回生、浄蓮寺。彼はこの世のほぼ全てを軽蔑するどこにでもいる腐れ大学生だった。そんな彼の下宿先に、単位に、恋にと悩める学生が姿を現す。彼は相談に乗ったり、乗らなかったりとして今日も八月の猛暑のなかを過ごす
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 17:43:35
7163文字
会話率:62%
俺は腐れ大学生だ。
将来に夢も希望も持っていない。趣味も彼女もない。本や映画に触れて感動するような、優しい心も持っていない。望みがあるとすれば、それは今の自堕落な生活が永遠に続くこと。
そんな俺が、バイト先で出会ったのが静野さんだ。
俺と同
じように不愛想で無感動で、おまけに引っ込み思案な静野さん。そんな彼女が何を思ったか言いだした。
「音楽祭で演奏したい」と。
しかしそこには大きな問題が。彼女はオカリナの名手だが、人前で発表するのが大の苦手なのだ。
俺と彼女の、公園での音楽祭に向けた訓練は困難を極める。
まずは物陰から出なさいよ、静野さん。っていうか、何でそんな哀しそうな曲ばかり吹くんですか。
ああ、こんなんで彼女は本当に音楽祭なんかに出られるのだろうか。
※この作品はカクヨム様、アルファポリス様にも掲載させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-16 14:00:00
53030文字
会話率:29%
高校の超強豪サッカー部で挫折を味わった楠田公太郎は、田舎の二流大学で腐れ大学生になっていた。そんなある日、従姉妹の八尾望に廃部寸前の女子サッカー部のコーチになって欲しいと頼み込まれる。最初はコーチになることを拒んだ公太郎だったが、八尾や他
の部員と不本意ながら交流を深めていく中で、自らの心に残った気持ちに気づき、コーチになることを決める。
得意分野では全国レベルのプレーができるのに、それ以外は平均以下の選手たち。彼女たちが目指すのは遥か彼方の全国制覇。
サッカーが好きな方、サッカーに興味のある方、そしてなにより、サッカーなんて全然知らないよ、と言う方々にぜひ読んでいただきたいです。きっと楽しんでいただけると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 18:04:04
377011文字
会話率:52%
にんげんというものはいつかわってしまうかわからない。
味の好みや、好きな人。記憶や人格。
だけれども、今の記憶が色濃く鮮明なものだったら
今、それは絶対に変わらないものだろう
最終更新:2019-05-31 22:05:10
14718文字
会話率:45%
ハイツ華瑞希。
ここが、私の新たな住まいであり、春から女子大生なる身分を賜る私にとってはキャンパスライフを謳歌するための希望の拠点でもある。
しかし、待ち受けていたのは奇妙をそのまま型から押し出したような奇天烈な人物達だった。
平凡を得るために非凡を究めようとする者。
下駄を鳴らして、かたくなに大学卒業を回避する者。
見た事もない相手にひたすらエアメールを送り続ける者。
大学界隈のあらゆる下宿に忍び込み、自作の小説を置いて去る者。
私の周りはありとあらゆる変人で溢れているが、私はそれらに染まることを良しとはしない。変人は、外から見れば存外楽しいものだ。
何事にも動じることなく、そして余すことなく人生を楽しみ尽くすことこそが、私のキャンパスライフを彩るものになるに違いない。
それゆえ、私は今日も周囲に起こる出来事を面白おかしく楽しみつくすのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-15 22:25:10
6216文字
会話率:25%
現代日本に数多いる腐れ大学生の主人公は、気がついてみれば一匹の蝶になってオリエンタル風の異世界を漂っていた。
長い蝶としての放浪生活に打ちひしがれた主人公は「巨乳の谷間で最期を迎える」という希望を胸に街があると思われる城壁内へと侵入する
が、ひょんなことから巨乳とはかけ離れたとある青年の身体に精神体として寄生することになってしまう。
東洋風冒険譚・オリエンタルファンタジーです。怪や神なんかも出る予定です。中国古典・神話的世界観を目指します。
※7月6日 追記・感想にてご指摘頂きましたように「二章 八話」に訂正すべき点があり、訂正させて頂きました(汗)御読み頂いた皆様には申し訳ございませんが、感想欄をご参照頂きたく……お願い致します<(_ _)>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-09 21:36:12
732492文字
会話率:23%
三人の腐れ大学生の話
最終更新:2011-04-26 22:25:54
2549文字
会話率:37%
行き詰った女がどん詰まりの男と酒を飲む話。
最終更新:2010-10-03 08:00:00
4509文字
会話率:38%
前回に引き続き、午後の部。
最終更新:2010-09-15 19:00:00
4113文字
会話率:52%
この世界、特に日本にはいたるところに境界が存在します。
例えばあなたの部屋と他の部屋を隔てる壁だとか、道路の対向車線同士を区切る白線だとか。
大抵の場合、あなたはその境界の向こう側にあるものが見えているか、もしくは向こう側に何があるか
知っています。
それが真実であるかは別にして。
その境界を越えたとき、向こう側にあるものは本当にあなたの見えていたもの、知っていたことなのでしょうか。
これは、そんな境界で遊ぶ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-10 18:23:19
23833文字
会話率:38%