ニホンからの転生者が「稀人(まれびと)」として扱われる世界。街の一角で魔法屋を営んでいるのは、黒髪の美少女……と思いきや、中身は30歳越えのおっさん! せっかく、長年の夢だった魔法屋を開店したのに、とある事故で美少女の体に入ってしまったおっ
さん。なんとかして、もとの体に戻りたい! そんな努力と苦悩のお話。
※チートなし&ハーレムなし、主人公が一番強くない小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 19:04:35
336862文字
会話率:44%
ここは小さな香茶《こうちゃ》店。幻術《げんじゅつ》を使って香りをつけた、甘い紅茶を扱う店。年若い女店主ハニアは、以前は一人前の幻術師《げんじゅつし》になるべく、養成学校に通っていた。
幻術師とは、一言で言えば『いかさま師』。様々なイメー
ジを具現化して、客をまぼろしの芝居の主人公に仕立て、楽しんでもらう商売だ。だが鼻の良さがあだとなり、香りしかイメージ出来ないハニアは、幻術師の道に見切りをつけて学校をやめる。
細々とお店を続けているハニアのもとに、ある日恩師カークゥの息子、カシュアが「弟子入りしたい」と訪ねてきて……。
これは香りを愛する人たちの、香りにまつわる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 20:01:40
93220文字
会話率:40%