朝、ベランダに出ると空気が緩んで、少し埃っぽいような、温かいような、そんな感じがしました。
冬のキン、と冷えた空気とは違う、たくさんのものが混じったようなその空気には、近所で咲く梅の花が似合うような気がして、春が近いのかと思う。
梅が咲け
ば、次は桜。
水がぬるみ、風がぬるめば、きっと鳥の声も聞こえてくるのでしょう。
毎日の繰り返しのその先に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 09:15:11
346文字
会話率:0%
その屋敷は炎と燃えていた。悪名高きグロローズ侯爵家はこの日、滅んだとされる。その愛娘であったマリアーナと共に。彼女が最後に夢見たものを従者だった男が辿る物語です。
勢いで書きすぎて、色々おかしな点はありますが、気にしないでください!
最終更新:2014-11-12 00:00:00
22606文字
会話率:15%