青年と奇妙な隣人の奇譚
真熊青年は現実で不条理に苛まれると、それらを捻じ曲げ修正した現実を小説で書いていた。ある日、自分を裏切った友人を殺す物語を紡ぐと、物語の通り友人は殺されてしまう。どこまでが現実でどこまでが物語なのか…事実と虚実、綺麗
は汚い、汚いは綺麗…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-20 23:36:41
7704文字
会話率:44%
嘘をつかれて、裏切られて、暴力を受けて。
そうして逃げた先で彼女が出会ったのは、一匹の“猫”だった。初めて知る、自分より弱い存在だった。
「あたしがお前を助けてあげる。お前はあたしが守ってあげる。あたしがお前の親で、あたしはお前の味方だ
よ。あたしだけが、お前の味方なんだよ」
誓いはやがて彼女を縛り、元から歪な“猫”との関係を、更に歪めて歪ませていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-01 21:03:25
10315文字
会話率:5%