プライド伯爵令嬢、ユースティティアは僅か二歳で大病を患い入院を余儀なくされた。悲しみにくれる伯爵夫人は、遠縁の少女を娘代わりに可愛がっていた。
数年後、全快した娘が屋敷に戻ってきた時。
喜ぶ伯爵夫人。
伯爵夫人を慕う少女。
静観する伯爵。
三者三様の想いが交差する。
歪な家族の形。
「この家族ごっこはいつまで続けるおつもりですか?お父様」
「お人形遊びはいい加減卒業なさってください、お母様」
「家族?いいえ、貴方は他所の子です」
ユースティティアは、そんな家族の形に呆れていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 12:00:00
97109文字
会話率:37%
父親に頼まれた手紙を王宮にいる現王ロイ・アーノルド陛下に渡して帰る。
ただそれだけのはずだったのに……。
手紙を読み終えたロイ陛下から思いもよらない話をされて―――
私、これからどうなっちゃうの!?
田舎町に住むミレイ・シグナルドが、過去
の出会いをきっかけとして、現王ロイ・アーノルドの婚約者になるというお話です。
利権により現在の婚約者としての地位を獲得しているダリアへのざまぁや、急な立場の変化によりぎくしゃくしてしまうロイとの恋愛模様など、出来得る限りの王道を目指したつもりです。
全部で8000字ほど、最後はハッピーエンドですので、手軽にお読みいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 06:00:00
8604文字
会話率:58%