――鏡花は結婚願望とかあるの?
同じ研究室の、私の想い人からはそう言われた。
けれども私は想像する事が出来なかったから、こう答えた。
――うーん。無いかな。想像も出来ないし。
そうして返された一言を今もたまに思い出す。
死んじゃいそうだから
と。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
辞めるのが突然である様に、消えるのもきっと突然なんだろうな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 18:12:57
918文字
会話率:28%
――目が覚めると、そこは“異世界”だった。
全身を覆うは、寒冷地仕様と言わんばかりの柔らかくも密度の高い毛。与えられたのは、他の同種より大きく立派な身体。その姿は、何も知らない者が一見すれば、鋭い爪で全てを切り裂く気高い獣のよう。
しか
しその代償として、口を開けど愛くるしい「にゃー」という鳴き声しか出せなくなってしまった。……そう。事もあろうに、俺は“猫”と呼ばれる獣に転生していた。
その事実を突きつけてきたのは、通りすがりの出歯亀娘“新城琴音(しんじょうことね)”。自らを高校生になりたての15歳と名乗る彼女は、「困っているひとは放っておけない」と、俺の保護を申し出る。
他に行き場もなかった俺はそれを受け入れ、かくして奇妙な新生活が始まる――筈だった。
「ところで気になっていたんだが。琴音は俺を保護するだけの金は持っているのか?」
「ううん、ない」
「……は?」
これは若さ故の突発的行動に振り回される、一匹の猫の日常の断片である。
◇◇◇
※現在推敲中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 23:10:00
98449文字
会話率:63%
現世界"ニッポン"に住むどこにでもいる普通の男が
気まぐれの旅行で、不可解な事件に巻き込まれてしまう。
ある組織に目を付けられ、実験対象となり
囚われた後に薬物投与による人選後、一命を取り留め"実験体"
;となってしまった。
気絶させられている間になぜか二年以上の時が飛び、
その間に自分のやってきた記憶も欠落してしまい、
"セカイ"は似て非なる"世界"と変わってしまっていた。
元の生活にも戻れなくなり、
いつの間にかにある組織の"対人外種戦闘員"となり、
何も分からないまま突然起きた一つの事件が終わると、過去に深い関わりのある悪魔の存在があきらかに。
そして男は自分が悪魔の末裔だと知り、数ある異世界や変わってしまった世界に存在する人外種の話題が出ている中で、突如意識が悪魔に切り替わり"魔王"と名乗りだす。
魔王は男に魔法や特殊能力の使い方を思い出させるため、地球に存在するプラズマ亜空間の先にある異世界へ転移するが、男の突発的行動と謎の魔力量に驚かされる魔王。
そんな中で現世界では人外種に関わる新たな事件が勃発してしまい、
問題が続く中で恵華の中に何者かが入り込み魔法に似た何らかの力で過去に負った怪我を治し去って行った。
再び異世界に転移した男達は人の姿となった龍神と共に国王が主催する一国の姫レイチェルのパーティーへ行き、またしても事件が――。
・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
個々のタイトルは重要で無い箇所以外は(仮)です。
毎週金、日曜日に更新していますので
どうぞよろしくお願い致します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-08 20:32:53
436837文字
会話率:29%
小さな村に暮らしていた少年ロイドは転生された勇者の命令で村に来た憲兵に思い人のリーリエを連れていかれてしまう。一人の憲兵から試験に受けるよう促されたロイドは試験の為に奮闘し無事合格を果たし憲兵へとなり、半年で成果を上げ勇者の側近にまで上り詰
めたロイド。
宮廷内でリーリエを探していると異様な腐敗臭の立ち込める部屋を見つけ、中に入ってみるとそこには山積みになった女性の死体が放置されていた。奥の方にも何かあると思い進んでみるとそこにはやつれ細っていたリーリエの姿があった。
その光景に怒り狂うロイドの前に遅れて勇者が現れ、事の惨状を話していく。
その後勇者と戦うも敗れてボロボロになったロイドは首都から追放されてしまう。そんなロイドの前に姿を見せた一人の女性。十二人の勇者の酷い惨状を説明しロイドに勇者殺害の協力を頼む事に、
憎悪に満ち溢れたロイドの反撃が今始まる。
*このあらすじは唐突に意味を成さなくなることがあります。
それもこれも偏に私の突発的行動によるものです。
そうゆう事ですので本作を拝読してもらえると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-29 01:19:57
77821文字
会話率:54%