亡くなった者の魂は何処へ向かうのだろうか?
天国?それとも地獄?どちらでもない。
亡くなった者が行く場所は見知らぬ新たな世界である。亡くなった者の魂を導き新たな世界へと送る魂の管理人。
それが神の仕事である。
───女神ミラベルは退屈して
いた。
神の世界とは名ばかりの辛い神社会の中で、会社で言えば課長クラスの立場にこそなったがそれは上と下に挟まれるストレス満点の中間管理職。
ストレスのはけ口を求めようと神の世界に娯楽は少ない。減らないストレスにイライラしながらも神として仕事をこなすミラベルだが、居眠りが原因で一人の少年を誤って殺してしまう。
ミラベルは神の不手際のお詫びとして本来は付けない転生特典を付けて少年を次の世界へと案内した。
───始まりは罪悪感から。
最初は新たな世界へ送った少年が無事か確かめる為だった。だが何時しか少年が織り成すハチャメチャな日々に魅了され、更なる刺激を求めて神のタブー犯した。
娯楽がないのなら作ればいい。刺激がないなら起こせばいい。
心奮い立つ英雄譚、心が引き裂かれるような悲劇のラブストーリー、
それら全ては神が生み出すマッチポンプ。
全ては神のさじ加減。これは神が創る物語。
ネオページで先行公開中
表紙
<i946933|44399>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 18:00:00
205874文字
会話率:40%
元社畜「足立 幸」が、勇者ではなく異世界に勇者を派遣する神に転生。神社会は昨今の転生ブームで超ブラック…。
そんな多忙という言葉では足りない第2の社畜人生を送っている足立の元に届いたのは、見覚えのある世界の情報…。
なんと、前世で熱中してい
たゲームそっくりの世界でした。
はっとして、手元の勇者候補一覧を見ると、そのゲームの推しであり勇者である主人公の名前がしっかりとありました。
気分が高揚したのも束の間、シナリオを思い出し足立の顔色は真っ青になります。
なんと言ってもこのゲーム。仲間集めが難しすぎることで有名で、選択ひとつでパーティ加入フラグがへし折れていき、最終的に勇者1人で魔王討伐という鬼のようなルートの存在するゲームなのです。
辛い思いをする推しなど見たくない。
推し勇者の未来を守るため足立は勇者を導くことを決意します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 23:24:50
3088文字
会話率:28%
時は現代。人間社会と時を同じくして、神社会も情報化が進み、昔ながらの風習からの移行期を迎えていた。
主人公、揺戯(ゆらぎ)は受験生を控えた新年を迎え、毎年恒例の初詣を行うため、神社へと向かう。
神前にて所信表明を行ったのち、お祓いをす
るために社の中に入る。揺戯がそこで目にしたのは、神主が二人居るという”異様な光景”だったー。
出会ってしまった人外の者。そして、任された器。新年早々、一年を変える出来事が始まるー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-15 01:00:00
62620文字
会話率:60%