男にもお金にも、興味は無い。
興味があったのは、人を殺せる技術だけ。
だけど——
殺し屋稼業を営んできた八王子タマキは、殺し屋としての生活ではなく、他の人と変わらない庶民としての生活に憧れを抱いていた。
ある事件をきっかけに逃
亡生活を余儀なくされた彼女は、名前も国籍も変え、日本のある片田舎で生活を送るようになっていた。
カフェの店員として働く日々。
なんの変哲もない日常。
そんな中、ある“依頼”が彼女の元へと舞い込んできた。
依頼主は元『シルバー・ブレッド』のメンバーであるニルヴァーナであり、彼女の師でもあった。
依頼内容は、「lost memory(殺しの対象者)」とだけあった。
lostとは、組織の中で“殺し”を意味し、memoryは、“標的”を意味する。
「最後の依頼を聞いてくれないか?」
アパートのポストに届いたニルヴァーナからのメッセージに戸惑いを抱きつつ、
待ち合わせ場所に出向くことに。
人が死後に行く冥途にあるという険しい山、霊峰石鎚山。
電車に乗り、瀬戸大橋を渡って、石鎚山の聳える愛媛県久万高原町に行くことを決意した。
“もう誰も殺しはしない”
そう胸に期していた彼女の心に、待ち受けていたものとは——?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 23:30:36
688文字
会話率:0%
愛媛県石鎚山の登山の記憶。10年前の夏と現在の冬。
最終更新:2015-12-16 23:11:26
1723文字
会話率:30%
四国石鎚山の表参道登山道。二の鎖小屋で若い女性の遺体が発見された。短大の登山サークル代表、明美の行動との絡み。愛媛県警の捜査は混乱を来たす。
最終更新:2015-02-18 17:31:46
11094文字
会話率:36%
江戸時代初期の伊予国での話です。宇和島藩伊達家に生まれた子が主人公です。面倒くさい事情で生まれた男の子が、何とか生き延びてたくましく成長します。犬や天狗などの登場人物(?)は、話の中では大変重要な位置づけですので、犬も天狗たちも大変キャラの
濃い設定になっています。特に犬と主人公との関係は、小説のテーマに深いかかわりがありますので、きちんと書きたいと思っています。犬は主人公の師匠ともなり、兄貴分ともなりますので、ほぼメインキャラなのですが、なにぶん主人公がまだ赤ん坊なので、登場はまだまだ先になります。この小説のテーマは「賢いとは何か、馬鹿とは何か、一体どちらが幸せなのか。」ということにしたいと考えています。最後まで書けるように頑張ります。ああせい、とか、こうせい、といった注文がありましたら教えていただけると大変助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-19 18:38:28
4684文字
会話率:40%