三宅町市は令和の大合併で、山を越えた白上市と合併した大きな町。
しかしながら、三宅町と白上の合間には、伊地山と二ノ山からなる急峻な山岳地帯があり、この合間を縫うように流れる美奈川渓谷に沿って走る三宅町鉄道と、トラックやバスも走れない片側1
車線の道路。トンネル工事やバイパス工事も試みられるも、厚い岩盤、破砕帯、大規模災害誘発により、令和の今、そのような計画は立ち上がらない。
結果、同じ町なのに、陸の孤島が生まれた妙な町になってしまった三宅町市。
ところが、白上は石灰岩やセメントの産出地。更に、白上ダムや発電所のため、多くの人が住む町。
貨物輸送や人為輸送のため、鉄道は欠かせない。
そんな街に、HONDA CT125ハンターカブに乗って、夢半ばにして挫折し、第二の人生を歩むため、水沼カイはやって来た。
両親無し、友達無し、親戚無し。
ただ、この町の富豪の家令に招かれて、やって来た。
そして、水沼カイの新しい生活が今、始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-18 13:23:04
68507文字
会話率:32%
ここは葛沼市立化石博物館、入場料は無料。市内で発掘された古生代と新生代の生き物の化石をメインとし、各種の地質年代の化石や骨格模型を展示している。学芸員の古代賢治は残業していたが、そこに紛れ込んでいた奇妙な宇宙生物と遭遇する。その宇宙生物を故
郷に帰還させるにあたって、ボランティアスタッフのサイキッカーである梨絵瑠と、自称チャネラーの唐沢氏を伴いパワースポット巡りの旅に出るが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 02:00:00
44049文字
会話率:38%
行政官ドメニコ・アルベルティは、高官に狼藉をはたらいたかどで、辺境の集落に徴兵の任を負わされ派遣される。草も生えない石灰岩の渓谷にある集落で、彼はそこに暮らす子供たちと出会う。
子どもたちはリーダーのルカや参謀のマルコを中心に、大人や
魔物を出し抜きながら、たくましく生きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-28 00:07:24
153509文字
会話率:25%
物語作家七夕ハル。
略歴:地獄一丁目小学校卒業。爆裂男塾中学校卒業。シーザー高校卒業。アルハンブラ大学卒業。
受賞歴:第1億2千万回虻ちゃん文学賞準入選。第1回バルタザール物語賞大賞。
初代新世界文章協会会長。
世界を哲学する
。私の世界はどれほど傷つこうとも、大樹となるだろう。ユグドラシルに似ている。黄昏に全て燃え尽くされようとも、私は進み続ける。かつての物語作家のように。私の考えは、やがて闇に至る。それでも、光は天から降ってくるだろう。
twitter:tanabataharu4
ホームページ「物語作家七夕ハル 救いの物語」
URL:http://tanabataharu.net/wp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-18 22:22:52
1172文字
会話率:60%