故郷の鹿児島県、祖母の家の、隣の家の菊お婆ちゃんから、新茶の季節に知覧茶が届く。
知覧茶が届かなくなったら、それは、菊お婆ちゃんが、もう、この世の中に存在をしていない事を意味する。
私と菊お婆ちゃんの繋がりは、知覧茶、知覧茶を飲んで、菊お婆
ちゃんの過去を教えてもらった時、自分は生まれてから死ぬまでの人生で何回キスをするのだろうかと考えてしまった。
そして毎年、新茶の季節に、知覧茶が届くたびに、自分は生まれてから死ぬまでの人生で、何回キスをするのだろうかと、考える恒例行事となってしまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-28 08:30:34
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