様々な映画を見てきた。
愛好家という程ではないものの。
気になった作品は、ちゃんと映画館に足を運んで見てきた。
面白いと思った作品があった。
つまらんと思った作品もあった。
しかし、苦痛だと思った作品は初めてだ。
これは
、そんな苦痛を憤怒に変えてこき下ろす叫びである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 01:12:08
2052文字
会話率:2%
─目覚めたそこは、随分と酷く廃れた世界だった。
『何も分からない。何も覚えてない。唯一覚えていたことは、誰かと交わした約束と、一発の銃声だった』
記憶喪失の青年「クロウ」は、自身の相棒を名乗る男「奏夢」とともに自身の記憶を取り戻すため、
廃れ汚染された、アンデッドが大量に蔓延る国を探索することになった。
道すがら出会った過去の知り合いも加え、アンデッド大量発生の原因を知った彼らは根源を絶つことを決める。
元凶に近づくにつれ、クロウは重大な真実に気づ─
「シリアスなんてやってられっか!!」
「いぇい!俺たちシリアスブレイカーズ!!」
「まともなシリアスが出来ると思うなよ!!」
「さぁ、皆でシリアルでも食べよう!!」
「頼むから真面目にやってくれ!!!!」
気づ、く…?
※本編は多分ちゃんと真面目です※
────────
不定期更新。pixivとアルファポリスにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-12 16:00:00
12522文字
会話率:49%
「ハジメさま。内容紹介をしてください」
いきなり連れて来られたと思ったら……
「なんで俺ですか? お姫サマ」
「主人公だからです。貴方さま」
俺が? 特別な力も特殊な能力も強い個性もない、普通の高校二年生の俺が!?
……何だそれ
、絶対に面白くねぇ~だろ。
でも、お姫サマにやれと言われたらやるしかないか。
だって彼女、本物のお姫様だし。
しかも、魔法の世界から日本にやってきたまじっくプリンセス。
粗相をしたら冗談抜きで処刑される。
「仕方ないですね。やりますよ。でも、いきなり言われても困るんですが……カンペください」
「そんなものはありません。が……私がサポート致します」
「チェンジ! ニフネくーんっ! コネコちゃーんっ! へるぷ!」
「無駄です。私とあなた以外は、ここに来れません」
……なん……だと!?
「では先ずは、この作品の良いところを――」
「そんなものはない!」
「……」
普通の高校生を主人公にした小説が面白い訳がない。
と言うか、俺の心を不特定多数のキモい奴に、覗かれたくない!
どんな羞恥プレイだ!
「うん。絶対、誰も読むなよ!」
「本当に、誰も読んでくれませんよ?」
「構わない」
「……そろそろ真面目にやってくれませんか?」
「俺は何時だって真面目だ!」
「……」
ん? お姫サマが拳を握って――
「ごぶぅ!」
俺を! 主人公の俺を殴りやがった!
「では、駄主人公の代わりに、この作品のメインヒロイン。エルティア・エル・エルメテルが内容を紹介致します」
こんな奴、ヒロインじゃない。
俺の話にヒロインなんて要らない!
「私が魔法の国から交流の為、日本の高校へ転入、致します」
「そして、お姫サマはボッチになります」
「為りません。そこで、この駄主人公様に出会います」
「俺に一目惚れします」
「有り得ません。一目惚れするのもボッチになるのはあなたです」
「為らないし、有り得ない。俺はお前が! 大嫌いなんだ!」
「~~っ! 私だって貴方が大嫌いですっ!」
「と、言いながら、このお姫サマは作中、俺にメロメロになります。告白してきます。フラれます。終わり」
「と、このお方は気取っておりますが、作中、鼻水を垂らしてみっともなく泣きわめきます。逆ギレしてきます。逃げまくります。私にメロメロになります。終わります」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-31 14:25:33
95294文字
会話率:48%