マクシミリアン・アントンは帝国の郵便事業を一手に引き受ける一族の長。
そんな中、友人である皇帝が、見合いの席で見合い相手ではなく、その妹に惚れてしまう。
マクシミリアンは、その「選ばれなかった」姉を皇帝の結婚式で見つけた。
※半分実話。半
分妄想
※皇妃エリザベートのお姉さんの結婚相手の一族がなかなか面白かったので、書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 23:07:37
1863文字
会話率:20%
私は全てに耐えて、諦めていた。愛のない結婚も、夫の愛人たちも、義母の虐めも。
耐えていれば、いつか皇后になれる日がくると思っていたから。
でもあなたは私から全てを奪った。夫も地位も、あらゆる幸せも。
ずっと考え続けていたわ。妻のある相手だと
知っていながら、どうしてあんなことができたのか。
そして気付いたの。あなたが残してくれたこと、教えてくれたとても大事なことに――
マイヤーリンク事件を、ルドルフ妃のシュテファニー視点で描いた作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-16 09:33:33
7632文字
会話率:0%