『〝……――アリス以外に。誰も。必要ない。〟』
〝殺戮少女〟と呼ばれた少女がいた。
アリス。
神の名の下に裁きを下し、殺し、西方の地を渡り歩く。
その正体は、正真正銘、〝神の遣い〟であった。
使命を以て、銃を持ち、その手で人を
殺し続ける。
表情には笑みを携えながら。
幼き少女は、人を、殺し続ける。
彼女を守る者がいた。
ユキト=フローレス。
銀の剣を手に、数多の死地を乗り越え、ソレでもアリスの側に身を置き続ける。
〝人間〟。
彼は――家柄以外は――普通の青年である。
人並み外れた剣才と、冷静な性格で、アリスの常勝無敗を支え続ける。
長年の付き合い。
アリスと過ごす日々は、もう、彼の中では日常となっている。
彼女の〝幸福〟は何処にある?
彼の〝願い〟は何処へ行く?
聖なる外道の果てに、彼らは、何処へ辿り着くのだろうか?
神々の黄昏時を――。そう。見るまでは。
※転生タグは末尾のシーンまで活躍しません。
タイトル通り、過激な描写がありますが、具体的な描写は控えるようにしています。
ご了承下さい。
© 2022 黒砂糖。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-24 19:03:43
135161文字
会話率:29%
かつて、人間は龍に恐怖し怯えた。
しかし、今では龍を手なずけ共に戦をする。
かつて、人は悪魔を恐れた。
だが、いつしか人は悪魔と同じ力「魔法」を手にいれ悪魔に勝利した。
そして、今人々が恐れるのは、「人間」。
人は力を持ちすぎた「故に」お互
い戦争を始め、
自分よりも力強き者を殺していった。
ある時、そんな世界に1人の勇者が生まれ落ちた。
そして、1人の魔法使いが異界より降り立った。
永遠とも思える戦争が続く、疑心暗鬼の世界に。
後に、二人はこう呼ばれる。
「平和と絶対の象徴」と・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-03 02:24:03
11222文字
会話率:33%