悪食令嬢と呼ばれる大上雪子(おおかみ・ゆきこ)は肉をこよなく愛し、推理小説を愛する女学生である。ある日、餡パンを食べていると兄の友人が未完のまま犯人が分からなくなっている推理小説をもちこんでくる。雪子は小説の謎を解き明かす。
最終更新:2018-11-25 10:17:22
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会話率:48%
明治39年。女学院にかよう高屋房(たかや・ふさ)は困っていた。それは悪食令嬢とあだ名される大上雪子(おおがみ・ゆきこ)のことだ。放課後の牛鍋屋通いに人殺しの本を愛読する彼女に高屋は苦言を呈しますが、雪子はどこ吹く風。そんなとき、彼女たち二人
とすれ違った男の言葉が予想だにしない真実に結びつく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-12 20:04:07
8383文字
会話率:56%