文明は滅び、幾星霜──
地には毒素がみち、珪素と重金属に蹂躙されていた。
地獄のような環境で、人類は〝神樹木〟と呼ばれる存在に頼り、わずかな日々の糧を手に入れていた。
荒野をいく影はふたつ。
ひとつは巨大な棺桶を背負う、牧師のような長身の
男。
ひとつは小柄な、長い銀髪の少女。
少女を人間にするために、彼らはいかなる手段をもってしても請い求める──奇跡の結晶〝星の雫〟を!
少女の暴力が、殺到する屍人の群れをなぎ倒し、
男の構える棺は変形し、銃弾をばらまく!
これは──楽園に終止符が打たれるまでの物語。
超高濃度の、ハードボイルドSFアクションをあなたに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 00:06:30
112354文字
会話率:27%
水上勇人はサークルの部長・坂水木優奈の自宅の庭でバーベキューをしていた。恋人の千賀崎麻衣やサークルメンバーの大野寺祐二、浦野一樹たちとバーベキューを楽しんでいた。
すると突然、庭を影が覆った。水上は怪訝に思って顔を上げると、塀を挟んだ道路に
異形の姿をした怪物が立っていた。
一方、法堂京弥総理大臣は自衛隊員たちを集めて怪物が人々を襲う映像を観せた――。残酷な描写ありは一応つけておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-30 01:15:20
13928文字
会話率:43%
ある晩、忘れ物を取りに学校へ戻る途中、ユージは珪素生物(シリン)と呼ばれる見たことがない化け物に命を狙われた。絶体絶命の状況に追い込まれたが、ある少女によってそれは逃れることができた。だがそれをきっかけとして、翌日以降ユージは珪素生物に執
拗に狙われるようになってしまった。ひたすら珪素生物から逃げるか、それとも差し伸べてくれた人の手を取って、共に立ち向かうか――。
コミカル×シリアスで綴る、近未来を舞台にした走り抜ける少年少女たちの物語。(完結済)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-23 18:14:00
95885文字
会話率:49%
遠くない未来、ゲームは娯楽ではなく精神を鍛え、思考力を上げるものとして認知されていた。友人が勝手にテスターとして登録したゲームに自分だけテスターとして受かってしまった事がはじまりだった。
リージョンレイテッドワールドと呼ばれるもので、
Rレイテッドと略されることがある。基本的にこのゲームは18歳以上とされているが国によっては21歳以上になる。広大なフィールドで、オープンフィールド型のゲーム。FTPS(ファースト&サードパーソンシューティング)視点でプレイするタイプである。様々なゲームが発売されている、ちなみに今作は4作目になる。1作目は今でも根強い人気の人類と珪素生物との存亡をかけた戦い、2作目は呪われた世界の中、生き残るのが目的のホラーゲーム、3作目は魔法と魔導器の世界での魔法を極めるゲーム、そして今作、4作品目となるのは秩序が混沌に変わった世界で目的を見つけるゲームとなる。
どのゲームも自由度に再現がなく、また基本的な情報の開示も最低限のみで手に入れられるものの系統じゃない全く新しい物の作成も可能であり、国の作成、要人の暗殺に至る国落としも可能であった。
その4作品目にテスターとして選ばれた一人の女性が体験した出来事である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-17 07:00:00
129433文字
会話率:35%
過去Pixivに投稿した物です。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=554864
序章(第0話)~第5話の全6話で構成。
あらすじ
・序章:周囲を荒野に囲まれながらも高度に発達した都市。パワ
ードスーツを有する傭兵・エヌ=トルーフは、都市政府より鉱山における採掘の護衛依頼を受ける。鉱山までの道中、エヌと採掘隊は巨大なサソリの襲撃を受けるが、パワードスーツの力でなんとかこれを退ける。
・第一話:政府の保有する採掘基地に到着したエヌは、軍人時代の友人であるレウォート=リヴドに再会する。彼女が行うという軍の秘密任務を気にしつつも、鉱山の警備を開始したエヌだったが、謎の珪素生命体の襲撃を受けることとなる。この珪素生命体を追っていたらしいレウォートと合流したエヌは、彼女と協力しこれを撃破するも重傷を負い、街へと帰還することとなった。
・第二話:病院で目覚めたエヌは、退院後、交戦した珪素生命体に関して軍の取り調べを受ける。それは未知の文明からの侵略者であり、人類は徹底抗戦していくという。軍に戻らないか? という問いに答えらずにいたエヌは、怪我が治るまで結論を保留してしまう。
・第三話:怪我の治癒までの間、束の間の休息を得たエヌは、都市で行われる祭に参加する。自分が守りたいものを認識したエヌは、軍への復帰の意思を固めていく。
・第四話:都市内に侵入した珪素生命体に対し、エヌは迎撃戦を行っていく。人類の兵器開発速度に恐怖を感じつつ、エヌと軍は都市防衛に成功する。
・最終話:珪素生命体の本拠地に強襲をかける最終作戦が行われる。エヌはこの中で敵本部深くまで侵入し、敵の本星と通信を行い、交渉の末に戦争を終結へと導いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-16 12:00:00
98212文字
会話率:41%