偽聖女の汚名を着せられ、追放されたエヴリーヌ。公爵であるクリストフの屋敷に滞在できることになったけれど、彼は恐ろしいオオカミ型魔獣、フェンリルの姿をしていた。
でも、瞳も口調も性格も穏やかだ。
クリストフのもふもふの毛は、エヴリーヌに昔飼
っていた愛犬を思い起こさせた。
「もふもふしていいですか?」
「犬吸いは?」
「毛並みのお手入れは?」
積極的なエヴリーヌに、クリストフはたじたじ。魔獣の姿をしていても、中身はふつうの青年なのだ。
◇◇
これは、無自覚天然のエヴリーヌと、昼間はもふもふ魔獣、月の光をあびると美青年に戻るクリストフの、のんびりな恋のお話です!
◇こちらは氷雨そら様による『モフモフヒーロー主義企画』参加作品です◇
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 21:00:00
43113文字
会話率:41%
ジェーン・ドリューは世界を旅する画家である。
弱冠19歳の彼女は、とあるお祭りを目的にパンタイ国までやって来た。
その祭りは一ヶ月後に行われる予定で、それまでの間、ジェーンは街を観光して過ごそうと思っていたのだけど。ジェーンが泊まっている、
魔法使い向けの宿『ロビン』のオーナーに渡された一通の封筒のお陰で、パンタイ国で一番危険な場所──霊峰湖嶽に登る事になってしまった。
度重なる不幸の末、彼女は湖嶽で遭難してしまう。そんなジェーンの元に、小さな影が迫り……?
美人な主人公と〝わんちゃん〟による、小さな冒険話。
・・・・・
物語上、暴力・怪我描写が有ります。主人公は魔法書(武器)が無いと弱いです。
舞台は西洋現代風。文化としてオリエンタルも混ざっていたり。
1話は4000字前後、主人公の恋愛はゆっくり進みます。
天然な年齢じじい✕画家の女性の恋愛。
※本篇ではふりがなを多用しています。ご了承ください。
※「カクヨム」にも掲載しております。
(カクヨム様では、設定資料なども投稿しています)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 20:00:00
73529文字
会話率:50%
幼い頃に両親と死に別れ、祖父母に育てられるも二人も他界。
天涯孤独となってしまったルーシェ・リンレは森の中でひっそりと1人で暮らす。
村に行っても皆と違う容姿に迫害を受ける。
どうして自分はみんなと違うのか?
それは彼女が住まう森に謎を解
決する鍵があった。
ある日、外のものを拒む森が一匹の狼を受け入れる。
怪我をして意識を失っていた狼を看病するうちに孤独が癒され情がわいてしまう。
が、もふもふと気持ちが良さそうな首に顔をうずめて犬吸いならぬ、狼吸いをしたら逃げられてしまって…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 00:00:00
53189文字
会話率:29%