偽聖女の汚名を着せられ、追放されたエヴリーヌ。公爵であるクリストフの屋敷に滞在できることになったけれど、彼は恐ろしいオオカミ型魔獣、フェンリルの姿をしていた。
でも、瞳も口調も性格も穏やかだ。
クリストフのもふもふの毛は、エヴリーヌに昔飼
っていた愛犬を思い起こさせた。
「もふもふしていいですか?」
「犬吸いは?」
「毛並みのお手入れは?」
積極的なエヴリーヌに、クリストフはたじたじ。魔獣の姿をしていても、中身はふつうの青年なのだ。
◇◇
これは、無自覚天然のエヴリーヌと、昼間はもふもふ魔獣、月の光をあびると美青年に戻るクリストフの、のんびりな恋のお話です!
◇こちらは氷雨そら様による『モフモフヒーロー主義企画』参加作品です◇
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 21:00:00
43146文字
会話率:41%
幼い頃に両親と死に別れ、祖父母に育てられるも二人も他界。
天涯孤独となってしまったルーシェ・リンレは森の中でひっそりと1人で暮らす。
村に行っても皆と違う容姿に迫害を受ける。
どうして自分はみんなと違うのか?
それは彼女が住まう森に謎を解
決する鍵があった。
ある日、外のものを拒む森が一匹の狼を受け入れる。
怪我をして意識を失っていた狼を看病するうちに孤独が癒され情がわいてしまう。
が、もふもふと気持ちが良さそうな首に顔をうずめて犬吸いならぬ、狼吸いをしたら逃げられてしまって…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 00:00:00
53189文字
会話率:29%