選択を誤り続けた結果辛い事情+αを抱える少年が、何をトチ狂ったのか別次元から神に請い願われる事となる。相手は月の神ルーナ、「内容は姉のセレーネを探して欲しい」、いや自分で探せよと。
──そこは月が『一つ』だけ消えた世界。地球と変わらぬ科学が
あり、それと同等に魔法が発達し、超能力があり、魔物がいて、神がいる。何より『地球の人間と同じ顔の人間』がいる世界。何もかもが混ざり合い、カオスと化して、それでも所々で全く変わらない世界。
そんな『ちょっと違うだけ』の世界で、少年──佐藤天谷の月の女神(姉)を探す旅が始まる────かに見えたのだが。
彼は全貌を理解していない。何もかもを理解していない。何処から始まっていたのかも。いつ終わっていたのかも。誤っていたのか、正しかったのか。
これは少年佐藤天谷の、振り返りと贖罪と千切っては投げる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 01:00:45
56150文字
会話率:26%
初秋のある日、僕こと三浦奉文の所属する2年3組は突然白い閃光に包まれる。閃光が収まった後に現れたのは紅葉の木々。そして巨大な化け物。
洞窟に逃げ込んだクラスメイトはクラスのいじめられっ子、黒島鶴雄を囮に脱出しようと画策する。
そんな事
が長続きするはずがない。そう思った僕は黒島とともに囮になる事を志願する。これに小松涼子という女子も呼応する。
何とか化け物を倒した僕たちは、ここが異世界だと実感する。重度のオタクだった黒島は歓喜するが、僕と小松はどうやって家に帰るか頭を抱える。
情報を求めて冒険者ギルドに立ち寄った僕たちだったが、ここで黒島が勇者である事が判明する。これはマズイ。実にマズイ。勇者の旅は過酷と相場が決まっている。どうにか過酷な旅を避けて家に帰らなければ……!
そうは言っても今日の食事も宿も必要だ。そして稼ぐためには戦うしかない。帰るためにも旅をしなければならない。
というわけで過酷な旅を避けるために旅立つ僕と小松。その旅は勇者の旅とどちらが過酷かは神のみぞ知る。
勇者とは違う冒険の物語、ここに開幕!
※これは拙作『鉄鋼帝国』http://ncode.syosetu.com/n4171dh/の息抜きに書いた作品です。
※完全に不定期投稿です。
※物語がどこまで続くか、過酷な旅になるのかならないのか、筆者にもわかりません!(コラ)
※グロありになるかもしれないので保険でR-15、残酷な描写あり
※筆者ツイッターhttps://twitter.com/JokeLegion折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-27 22:40:31
27533文字
会話率:46%