富士山の噴火により、日本は終焉を迎えた。降り注ぐ灰には人の負の想念が宿り、人間は異形へと変わっていく。
神谷朔也は幼い頃に灰災で母を失い、結界都市で生き延びてきた。しかし、ある日灰乱地で“母の声”を持つ怪異と遭遇し、異能の力が覚醒する。
祓
灰師とは、異形化した者を鎮め、灰に侵された地を封じる者たち。だが、力の代償として、彼ら自身も灰に侵され、やがて怪異へと変貌する宿命を背負っていた。
最前線都市「封冥」に配属された朔也は仲間たちと共に戦うが、灰乱地の奥には"神"と呼ばれる存在が眠っていた。それはただの怪異ではなく、日本崩壊の真相に関与したものだった。
政府はその封印を進めるが、朔也は知る。灰災はただの災害ではなく、人為的な儀式だったのではないか、と。
仲間が次々と灰化し、政府が祓灰師を粛清する決定を下す中、朔也は「この国を祓う」覚悟を決める。
最後に立つのは彼一人。灰の外には、何があるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 15:05:35
943文字
会話率:16%
灰色の雨が降りしきる世界――
かつて神々が人間に刻んだ「灰印(かいいん)」は、選ばれし者に“契約生物(ファムリア)”の力を与えた。だが、その奇跡は同時に、違えれば魂ごと灰に還るという呪いでもあった。
戦乱と絶望が続く大陸エシュロン。
「灰の
騎士」と呼ばれるセレスは、過去の罪に苛まれながらも、幼きセラフィム(契約天使)・アズラエルと共に旅を続けている。
右手には、かつて守ろうとした村を滅ぼしてしまった贖罪の証――静かに進む灰化の痕。
「赦しは、本当にこの世界にあるのか?」
追う者と追われる者、正義と疑念、信仰と裏切り――
灰印を巡る陰謀、失われた神々の真実、そして“契約”に隠された運命の選択。
幾度も苦悩し、戦い、傷つきながらも、仲間や人々との出会いを通して、“赦し”と“希望”の意味を探し続ける。
だが、灰印の力にはさらなる秘密が隠されていた。
やがて、世界を揺るがす「贖罪」の物語が、静かに幕を開ける――。
絶望の中に灯る微かな希望、
罪と赦しをめぐる壮大な異世界叙事詩。
“この世界で、本当の救いはどこにあるのか?”
「灰の騎士」と共に答えを探す旅が今始まるーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 15:39:56
965文字
会話率:8%
異世界が滅ぶと地球も滅ぶ!?
辺境の村に住むキヨカは、行方不明の姉を探す旅に出るための力をつけるべく、修行の日々を送っていた。
ある日、キヨカが山で修行中に村に凶悪な邪獣が襲撃する。異変を察知して急いで村に戻ったキヨカが見たものは、
崩壊して変わり果てた村と満身創痍の村人の姿。キヨカは瀕死の邪獣にトドメを刺すため、邪気の森へと足を運ぶ。
一方地球では、突如謎の声が全人類に語り掛け、人類を消去すると告げていた。
宣言通りに、(主にクズ)人間が次々と灰化する。
人類が救われる唯一の条件は、キヨカが異世界を救うこと。
みんなでキヨカちゃんを応援しよう!
これは、異世界冒険活劇の皮を被った、クズ人間絶許ぶっ殺という、業の深い物語である。
「お客様は神様だr……うわあああああ!」
「俺がまだ仕事してるのにお前帰……俺は悪くね―!」
「あのポスター女性蔑視ですよね……な、なんで!」
カクヨムでも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 23:40:02
629242文字
会話率:49%
今この世界には、魔王がいない。かつて世界は魔王に支配されていた。しかし魔王は、同じ魔族である魔人によって既に殺されていた。しかもその魔人は、小さな少女だという。彼女は魔王を倒した最強の魔物、『魔神』として畏怖された。
一方、人間界には、
どんなものでも灰にして消し去る『灰化《はいか》』という能力を持つ勇者がいた。
これはそんな最強の勇者と、最強の力を持つ魔人の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-11 22:40:39
19905文字
会話率:55%
ひとりのカメラマンが追う『連続死体灰化事件』。それは人類を滅亡に導く序章にすぎなかった。/テスト投稿中。ちまちま書いてます。とびとびになります。……章間の補完はするかも知れないししないかも知れない(
最終更新:2011-05-02 10:25:48
1259文字
会話率:53%