平安時代初期、小野篁(おののたかむら)という男がいた。
ひどく変わり者であり、野狂(やきょう)などというあだ名で呼ばれたりしていた。
昼は朝廷の役人、夜は冥府で閻魔大王の副官を務めていたという伝説の持ち主である。
百人一首では『参議篁』の名
で知られ、江談抄によれば百鬼夜行をも操ることができたという。
現世と常世を行き来した伝説多き実在人物、小野篁。
そんな篁の物語がいま開かれる……。
小野篁を主人公とした物語「TAKAMURA」に続く小野篁伝第二弾。
こちらから読んでも物語を楽しむことはできますが、前作TAKAMURAから読んでいただくとさらに楽しめるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 00:00:00
103416文字
会話率:34%
出会うことのない学問の神様・菅原道真と陰陽師・安倍晴明が、現代に存在していたら・・・壁に貼ってある紙に書かれた文字に興味を示した晴明が道真とある人物が出会う事となった過去を聞かされる・・・「今となってはもう昔のこと」で始まる物語。
*この物
語はフィクションです。登場する人物、名称等は実在のものとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 09:00:00
6483文字
会話率:36%