一隻の客船が帝国に許可なく接近した。領空侵犯である。船にはタイタニックのポーズでいちゃつくカップルが乗っており、帝国海軍は侵犯処置として魚雷を放つ。戦争はここから始まった。
この戦争は、帝国にとっても参謀であるミラナ少佐にとっても初めて
である。
実のところ戦争の始まる三年前から帝国は戦争の予兆を掴んでいた。そして、戦争に備えるために帝国の誇るシステムが彼女たちを探索しスカウトしていた。
・褒めるとすぐに有頂天になる 参謀 ミラナ・ロジェストヴェントスカヤ
・将来の夢に国家転覆と書いた 工作員 アリス・フランクミュラー
・帝国史上最もステルス系 歌姫 レナ・レイアミラン
彼女たちはかなりの変わり者であった。帝国の誇るシステムを疑いたくなるが、それでも才能は確かだった。時に泣きべそをかき、時に恥をかき、時に自信をなくしながら、それでも帝国軍を支え勝利を目指していく。
※本作は戦争編として本編を分けたことに伴い改題しています(令和2年10月17日)
※戦争編についてはミラナの物語が中心となります。
ツイッターにて稀に台詞の一部を宣伝します 遥海策人 @harumi_sakuto折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-22 17:00:00
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会話率:51%