秋薔薇が美しく咲き誇る、とある晴天の日に、都のこじんまりとした教会で一組の若いカップルが結婚式を挙げた。
新郎は伯爵家の二男で城で働く文官、花嫁は男爵家の娘。爵位のない若者の結婚であったが、その式には王太子夫妻と弟殿下を始めとして、国の
中枢にいるそうそうたる人物達が揃って参列していた。
そして教会に入れなかった多くの市井の人々も、街中で祝福の声を上げていた。
そんなお祝いムードで盛り上がる人々で溢れかえる街中を、人波に揉まれながら必死に教会へと向かう紳士がいた。本来ならば街中を馬車を使わずに徒歩で進む事などあり得ない人物だった。
その紳士の名前はオッティ=カラヤント公爵といった。
何故そんな高貴な身分の公爵様がそうも必死になっているのか・・・
残念な結末に向かって必死になって進んでいる残念なとある公爵の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-01 12:00:00
17066文字
会話率:11%
車に轢かれるという残念な結末を迎えたと思ったら、気付いたら赤ん坊に。しかもファンタジーな世界の住人になっていました。マジですか。
というかよくよく考えれば、前世の記憶を持って生まれたなら、やれば結構いい線まで自分はいけるのではないでしょ
うか。
幸い親の遺伝子は継いでいるので割とハイスペック。フライングしていますが、頑張って幸せな人生を歩んでみせましょうか。
【本編完結済み】
主婦と生活社様より全五巻発売致しました。応援して下さった皆様のお陰です。ありがとうございます。
スピンオフ作品が2017年4月末5月末に上下巻刊行予定です。(スピンオフ作品は転生シリーズの所から見れます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-19 21:15:01
741261文字
会話率:41%
オーウェン王子と侯爵令嬢エリザベスは幼馴染で婚約者同士。
しかし最近は昔のように仲良く過ごせない。小言の多いエリザベスに悪態で返すオーウェン。ある日、オーウェンはエリザベスに婚約破棄を突き付けた。
✳︎✳︎流行りに乗って書いてみた話。婚約破
棄はしませんのであしからず。主人公は女性に対して失礼で、その友人は多少下品ですのでご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-01 00:49:33
15989文字
会話率:35%