高校生――高崎恋音は二年前までは中学生シンガーソングライター「光咲レイン」として活動をしていた。
ギターをかき鳴らし、叙情的な歌詞と熱のこもった歌声、優れた容姿から「王子」と呼ばれ、
カリスマ的人気を誇っていた。
中学校卒業を機に引退
した今は、冴えない高校生高崎恋音として素性を隠して過ごしている。
春――、そんなある日に恋音の前に金髪の美少女中野ミネバが現れる。天才中学生歌劇女優として有名な、絶世に美少女にして「妖精」の異名を持つ。
「知ってる? 光咲レイン。マリーゴールドの花言葉はね――、絶望。よかったらあたしにギターを教えてほしいな~」
「僕は光咲レインじゃない。高崎恋音です。ギターは教えられない」
影で覆われた恋音をミネバは執拗に追いかける。ストーカー行為を繰りかえされ、恋音は辟易とする。
「知ってる? あたしはね光の円舞曲を探してるの。弾けばどんな願いでも叶うという、伝説の楽譜」
根負けした恋音はギターを教えることになるのだが……。
音楽や演劇を通して自分を表現する高校生の恋愛純粋ストーリー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 12:00:00
81911文字
会話率:68%
1917年、アドリア海ではイタリア軍とオーストリア軍の熾烈な空中戦が行われていた。騎士の誇りと恋人への想いを胸に秘め、パイロットたちは戦場へ赴く。死のワルツの中、二人のイタリア軍航空兵が見た死神の姿は……。
最終更新:2012-11-02 14:16:52
7286文字
会話率:32%
さあ始めよう、正義を語るもの同士の死のワルツを……
東西南北に居た魔王達に対抗して無数に召喚された勇者達。
最初の頃は圧倒的な力で魔王を倒して英雄になったが、後期召喚の勇者は特権の悪法に踊らされ、性質の悪い賊に成り下がった。
それを黙認する
各国に反発して自分達の正義を貫こうとした者達が居た。
賊に成り下がった勇者を倒して平和を取り戻し、自分の正義と言えるか分からない信念を貫いた物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-30 03:00:00
1928文字
会話率:3%