──ある日、目覚めたら異世界でした。しかも「恋愛禁止」のお達し付きで。
藤本東弥(ふじもと・とうや)、17歳。恋に興味なし、戦闘スキル皆無、理性が取り柄の高校生。
そんな彼がある朝、突然巻き込まれたのは、剣と魔法と戦争の続く異世界だった。
「ここでは、恋愛が……禁止されています」
そう言われた瞬間、彼の運命は大きく変わる。
王都を治める騎士団が課した禁忌、それは恋愛感情そのもの。
なぜなら、恋は人の心を狂わせるから。愛は命を軽くさせるから。
だからこの世界では、恋は「戦力の崩壊」を招くとして禁じられていた。
そんな中で彼に与えられた役割は、最前線での戦闘ではなく、戦術と人心掌握を担う「作戦指揮補佐」
武器ではなく、言葉と観察眼で戦場を生き抜く東弥は、次第に「彼にしかできない戦い方」を見出していく。
だが、問題は戦争だけではなかった。
■生真面目で融通が利かない、けれど誰よりも誠実な騎士【レイナ・グレイウィンド】
■ツンデレ幼なじみで、過去を引きずる炎術士【セリナ・フェローズ】
■笑顔と優しさの裏に無自覚な爆弾を抱えた治癒師【ミリア・スノウ】
■知略と美貌を兼ね備えた貴族の女狐【イリーナ・ファルカス】
■まっすぐ過ぎて空回る、雷撃の剣士【ファーナ・ゼルヴァ】
この五人の少女たちは、いずれも東弥と深く関わり、彼に「恋してはならない」と分かっていながらも、想いを募らせていく。
けれど——恋心は、命令で止まるものじゃない。
感情が戦術を狂わせる。
想いが戦場の判断を鈍らせる。
それでも「好きになってはいけない」なんて、おかしいじゃないか。
禁じられた恋と、終わらぬ戦い。
心を通わせるたびに、誰かが傷つき、揺れる世界の中で。
東弥は迷い、悩み、やがて——「守りたい理由」と向き合う覚悟を得ていく。
最終決戦、そして「恋愛禁止令」が解かれるその日まで。
五人の想いと、彼が選ぶ「答え」とは──
これは、恋をしてはいけない世界で、恋をしてしまった人たちの物語。
戦いと恋の狭間で、それでも「好きだ」と叫びたかった、全ての人へ贈る、異世界戦記ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 06:00:00
34521文字
会話率:51%
交差点では、しばしば時が止まるもの。
なろうラジオ大賞3 参加作品
使用キーワード「交差点」
1000文字制限
最終更新:2021-12-31 15:28:44
1000文字
会話率:48%
有機物か、無機物。君が望むのは、どちらだ?
最終更新:2019-07-06 22:41:20
1456文字
会話率:0%
ある日突然東京の浜松町のマンホールから赤い液体があふれ出てきた。住民もすぐに止まるものと思っていた。しかし止まるどころか、町が徐々にこの液体に飲み込まれていってしまった。科学警察研究所でこの液体を調べるととんでもない増殖能力があった。しかも
それだけではなく刺激を与えると不気味に光り、その光が赤い液体を守っていることが分かってきた。火で焼くことも、酸をかけても劇薬にも効き目がなかった。
警察はこの液体に飲み込まれた街をどうすることもできず,自衛隊がナパーム弾で焼き尽くすことになるが、それもまるで効き目がなかった。それどころか赤い液体の中から不気味な生き物までもが次々と現れだしてきた、自衛隊は防戦となりこの液体が日本全土に飛び火して行ってしまった。しだいにこの液体が何であるのか、どこから来たのかが明らかになっていく、果たして日本が壊滅するのか、それともこの赤い液体を壊滅することができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-10 06:00:00
491903文字
会話率:33%