工場から排気される煙で、ガスマスクがなければまともに命をつなぐこともできない国、バッフル。そこで寿命を生き延びるには、砂浜を持たなければならなかった。
年々増え続ける煙突。日増しに濃くなる街霞。何を作っているかすら、庶民には知ることが叶わな
いこの国では、食料も、燃料も、財産も。唯一海から全てがもたらされて…ついでに舌を抜かれた者も流れ着いた。
機械と銃の台頭で剣は廃れて魔法はある世界観で、底を這いずるような陰謀のちょっと端を噛むことになった、ただ記録魔だっただけの男の話。
正直、スコップで殴り倒す系三白眼野郎と、ガスマスク装備の金髪緑のロングドレス魔性幼馴染のラブコメを目指してるだけです。特に人格者はいない話なのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-06 13:49:20
4684文字
会話率:18%
気が付いたら、ガラクタだらけの部屋にいた。
人間だったはずなのに、自分が何者なのか覚えていない。
肉の体を持っていたはずなのに、目が覚めたら機械仕掛けの身体になっていた。
自分が誰なのか、どうしてこうなったのか、ここがどこなのか。
それすら
判らないまま、自分が誰なのか探すために、生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-05 11:36:19
18203文字
会話率:8%