ひい祖父さんから聞いた話です。なんでも、その屋敷はひい祖父さんの住む家の近くにあったらしいんですね。広い庭に梅の大木が何本も生えていて、とても綺麗で、周囲からは梅屋敷って呼ばれていたんです。で、そこには老夫婦が住んでいたそうなんですが、ある
時、その夫婦の元に小さな女の子がやって来たそうで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 16:23:49
3605文字
会話率:0%
暴風雨に身を縮めて、部屋の片隅に佇む事はなく、今は晴天こそが優しく降り注いで下さいます。
嵐が残して行ったもの、散った花弁、もがれた小枝、そして芳醇な香り。
どうにもお呼ばれしているようです。今、参ります。
注意事項1
起承転結はありませ
ん。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
梅の香りに惑わされて訪れた先は、きっと何よりも甘く。
幻想奇譚、梅香の君回。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 15:26:05
999文字
会話率:36%