かつて十兵衛は幼子を助けた。その時に達した境地こそ、父である宗矩も到達した無の境地であった…… 十数年後、柳生十兵衛三厳の姿は江戸にある。そして人ならざる魔性との戦いも幕を開けた。
最終更新:2021-05-28 15:37:38
52123文字
会話率:25%
寛永六年(一六二九)、柳生十兵衛三厳は駿河にいた。そして忠長の愛妾という娘に出会うが、彼女は大阪の陣で戦死した真田幸村の娘だという…… 無明の闇に似た前途に踏みこみ、十兵衛は刀を抜く。己が信念に死すために。
最終更新:2014-10-01 19:09:22
48336文字
会話率:31%
鷹狩りに来ていた柳生十兵衛は、身に覚えのない場所に立っていた。
その十兵衛の前に現れた人物とは?
最終更新:2021-02-07 01:58:05
1635文字
会話率:47%
寛永十年、大雪吹き荒ぶ笠置山にて一人の少年が倒れているのを通りすがった男が発見する。
男は少年を死なせまいと自身の屋敷に運び入れ、看病に徹した。
数ヶ月の歳月を経て、少年は目を覚ますが、男に礼を述べることなく、命を助けたことに憤激したの
であった。
少年はあの日、倒れていたのではなく死のうとしたのであった。
死を渇望する少年を、男、柳生十兵衛三厳は改心させることが出来るのか!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-05 00:40:31
19156文字
会話率:29%
柳生十兵衛三厳は柳生庄の森で鍛錬を積んでいた。
夕暮れ時が近くなり、屋敷へと戻ろうとしていた時に三人の暴漢に襲われそうになっている娘を助けた。
娘を村まで送った十兵衛は娘の父から以外な話を聞かされた。
娘の住む村は鬼が住まう村であると……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-27 06:00:00
6353文字
会話率:24%