「未来を予言する」能力を持つ「加小里(かおり)」は顔の右半分を常に仮面で覆っている。そんな加小里のところには毎日ように未来を知りたい人間が鑑定を受けにやってくる。未来を的確に当てると評判の加小里だが、ネットもSNSにも全く情報がない。それに
もかかわらず彼女のもとを訪れる人は後を絶たない。今や「会える人だけが会える」存在となった加小里。そして加小里のそばにいる謎の青年「マサル」。マサルの正体は「赤い蛇」と恐れられた死神だった。
マサルと奇妙な生活を共にする加小里だが、未来を予言する加小里の正体は「パストコグニスト(過去鑑定人)」。その能力は目の前の人間の過去の世界に入り込むことができるというもの。他人の過去の世界に入り、そこから時間というフィルムを通して未来を眺める力を持つ加小里が背負った使命とは?そして、そんな加小里の能力に目をつけた死神マサルの企みとは?
加小里は何者なのか?死神マサルの目的は?
「未来を知りたい」と望む小さな人間たちの貪欲な願いが集まり、それらがいつしか地球を巻き込んだ巨大な問題を引き起こす「あり得そうで目には見えない」ストーリー。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-13 13:57:14
6790文字
会話率:25%
人に触れるだけでその人の過去を見れる高校生の青年「小阪七緒人」自分の能力にうんざりしていた彼だが中学からの同級生「坂ノ上優人」と「渡辺理科」と共に毎日悪くない日々を過ごしていた。
しかしある日1人の少女が転校してくる。
名前は「重盛ちゆう」
転校初日の彼女に渡辺理科は学校案内を申し出る、しかし重盛から飛び込んできた言葉は「触らないで」彼女は一体何者なのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-01 21:41:08
3953文字
会話率:38%