救世主――魔王を倒し英雄となるべき存在。ただし、まだ一度たりとも世に現われたことはなく、ただ伝説上の存在となっている――
――そのはずではあるが、彼らは知っている。自分たちが救世主であることを。救世主を務めた過去を。その度に魔王に返り
討ちにされ惨殺されたことを。
何度繰り返したのかもはや覚えていない。負けて殺され転生し、またも挑んで負けて殺されて、輪番制で救世主を担当する彼ら六人は敗北の歴史を積み上げてきた。
敗北を喫した救世主とその仲間たちは歴史からも抹消され、もはや涙も枯れようというもの。
だが今回はどうやら様子が違う。
六人のうち一角を担うルドベキア。生まれて言われた、「あなたは次期魔王です」。
これどういうこと!? 俺は救世主のはずなんですが!? 魔王になんかなりたくない!
――予想外の生を享けてしまった青年が、再会に向けて足掻いたり、片想いしたり、昔のことを思い出したり、真実を知ったり、懺悔したりする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 13:05:11
5009528文字
会話率:20%
僕は京都の京北という地域にある田舎集落出身の28歳の会社員。 6歳の頃、おじいちゃんが亡くなる直前、人生で1回だけ嘘が本当になるという言い伝えを半信半疑で聞いた。その時に手渡されたなんの変哲もない石。 最初で最後の1回。僕はその石を握りしめ
愛する人を守るため人生最大の嘘をつく決心をした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 16:29:33
8891文字
会話率:24%
現役高校生の大北 海斗がはまっていたゲームで課金をしてガチャを回していたが
全然でなく、諦めていたとき、終わっていたはずのイベントがやっていたことに気が付き
最後の1回で異世界への転移権を手に入れ異世界へ転移してしまう。
異世界でスマートフ
ォンを手にもっていたことに気が付いた海斗は起動し、中にアプリ
が入っていた。
それは海斗がはまっていたゲームだった。
もとの世界で手に入れていたアイテムや武器を使って冒険し、
ガチャを回して最強武器をてに入れて、たくさんの人と交流し、
暮らしていくスローライフ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-07 23:39:12
12780文字
会話率:27%