ハッピータイムラジオ。
日本では珍しい全世界対象の配信を行うその番組は従来の電波に乗せたものにくわえ、webラジオとしても配信を行っていた。
「ハッピータイムラジオの曲は、その名の通りに幸運を呼ぶ。それを音程などもすっかり真似て口ずさめ
たなら、もっと幸運を引き寄せる」
そうウワサはじわじわと広がり、いまや学校にいる多くの生徒が幸運を求め、ハッピータイムラジオのテーマソングをことあるごとに口ずさんでいた。
新聞同好会所属の夏樹(なつき)と千里(ちさと)もまた、ハッピータイムラジオの幸運を肌で感じたばかり。特集を組もうと企画していたのだった。
それが生涯でこれまでになく、これからもない「最後のニュース」になることも知らず……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 12:00:00
24261文字
会話率:26%
深夜のラジオから流れてくる、ほんの少しだけ未来からのニュース。
逃れられない運命を受け入れるべきか、抗うべきか?
不可思議な出来事は続き、それはやがて想像を絶する恐怖へと変わって行く。
最終更新:2022-07-11 20:24:05
8208文字
会話率:25%
あらすじ
亡くなった彼女から残された最後の便りと言う言葉をヒントに、風見鶏の館へと向かい彼女からの毎日届けられる365通のメールにたどり着く。夏、秋、冬、春、そしてまた夏へと、彼女からの想い、二人の思い出を振り返っていく日々が、少年
の心の傷を少しずつ癒していく。彼女が亡くなった日から、ちょうど一年がたち届けられた最後のメールは彼女からのデートの誘いだった。駅前の自転車置き場、海の家の焼きそば、まんまるのお月様、二つに割れるアイス、キラキラした記憶が再び少年に生きる力を与えてくれる。
少女は優しい嘘をつく少年に電車で出会い恋に落ちる。少年への恋心に揺れる少女の通う中学校に現れた美人教育実習生、男子生徒達に付き合ってとはやし立てられた彼女は、最後のニュースという言葉をヒントに、クイズを解いた生徒とならお付き合いするという。ヒントを頼りに少年の力を借りて、少女が風見鶏の館へと辿りついた時、少年と少女二人の物語が近づき響きあう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 21:49:43
20191文字
会話率:32%
地球に異変が起き、人類は存亡の危機に。だが誰にも、どうすることも出来なかった。というショートショートです。
この作品はわたしのブログ(https://ameblo.jp/zanjitsu)にも掲載しています。
最終更新:2021-04-17 21:04:41
989文字
会話率:4%