望んだものは手に入らないのに、欲しくもなんともないものはなぜかポンと手に入る。
それが物欲センサー。
望むものは手に入らない。つまり本当に欲しいものを手に入れることはできない。
物欲センサーを騙せない限り……何て厄介なんだ。
こ
れは、物欲センサーの制御をモノにするため、工夫と修行に明け暮れる少年のお話。
——あれ? 普通に努力するのと大して変わらなくね?
いや、むしろそれより…………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 18:02:28
5585文字
会話率:13%
二十一世紀
神様は今の人間達を見て激怒しました
その結果神様は地上に彼らを送り込み、人間の絶滅を図りました
「なあ峰紀。俺達はこんなことをしていていいのだろうか。」
俺は隣に座っている彼女にたずねた。
「知らないわよ。分からないわよ。」
遠くに朝日に照らされた東京区が見えた。
俺達は奴らに勝つことは出来るのだろうか。
それとも最初から手遅れだったのだろうか。
約束の時は近づいてきている。
正直これが最後になるかもしれない。
だが諦めることは許されなかった。
「俺もいる。安心しろ。」
俺は彼女の手を握った。
人類による最後の抗いが始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-09 00:01:26
20767文字
会話率:46%