記憶を失った少年アレンは、謎多き少女アリアに助けられ、強力な魔物が多数生息する死の森の近くにある隠れ里、通称『魔女の里』の里長であるナナリーの屋敷に保護される事となる。
アレンがナナリーの屋敷に引き取られ、3年の月日が流れ、少年は死の森
から襲い来る魔物から里を守る自警団と一員として立派に成長していた。
時々は魔物の襲撃が有るものの、里の仲間や里長で『北の魔女』と呼ばれる強力な魔術師であるナナリーの力を借りながら、平穏な日々が続いていた。
そんなある日、月に一度の薬草採取に里を留守にしていた時に、奇妙な魔物の群れに里が襲撃された事により彼の運命は、思いもしない大きな流れへ巻き込まれる事になる。
謎の『黒騎士』や絶滅したはずの『魔族』の暗躍、帝位継承に揺れる帝国の内乱、さらには千年前の『魔神』と『魔王』の伝承にまつわる『教会』の野望。
少年は、知らぬ間に世界を揺るがす大きな運命に翻弄されながらも、大切な人々を守るため、ただひたすらに前を向き、剣をその手に過酷な運命を立ち向かう事になる――
※この作品は「傾国の詩」「魔王少年」「DD」の三作からなるCloverシリーズの第一部となります。
また、他小説投稿サイト様に投降していた作品を多少修正して掲載しておりますので、この第1部に付いては既に完結まで書き終わっている作品となります。
そのため、完結まで周1ペースで1章ずつ掲載していきたいと思いますので、宜しければ『ここはもっとこう言う展開にしておけば面白かった』などの意見がありましたら、作者の今後投降する作品の品質向上のためにご指導頂ければありがたいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 21:27:00
501995文字
会話率:39%