ここ御神楽市には古くから伝わる祭があった――それは聖妖祭。
その儀では神から選ばれた姫巫女が、精霊神の代行者となり、神の加護が付与された4つ調理品を作り、人々に振る舞う。そして人々は姫巫女に感謝し、想いを共にするのである――そんな伝承
がかつてあったのだ。
風化した伝説が語り継がれる街、御神楽市に暮らすパティシエを目指す少年・雨蔵澪。彼は将来有望な才を持ち、若くしながら店を出すほどの実力があったが、師である母親を亡くしてしまい、お菓子作りの意義を無くしそうになっていた。
そんな時、 母親の遺言書が見つかる。何かがあるかもしれないと、それに従い、伝説の精霊がいるとされる桜華神社を訪れる。そこで御神木に宿る世界樹の精霊を名乗る少女・ラチカと出会う。
彼女はかつての伝承。女神の使いであり、新たな巫女姫見つけるために現れた存在であり、聖妖祭を成功させなければ、豊穣を司る世界樹は枯れて、街の人々に災いが訪れるという。
最初は断ろうとした澪だったが、亡くした母が過去に巫女姫候補に選ばれながらもその使命を果たせなかったことを知り、自分が母の遺志を継いでみせることを決意するのだった。
しかし、巫女姫は古来より、女性でなければ選ばれないため、澪はしきたりに乗っ取り女性に姿を変えられる。戸惑う彼に巫女姫として4つの神器の詮索と信仰を取り戻すために澪は男でありながら巫女姫として奔走することになる。
しかし、何の手かがりもなく途方にくれる澪の前に、『ますかれーど』の店長・魅島薫子が現れる。彼女もまた、かつて巫女姫に選ばれながらも、とある事情から拒絶した人物だった。
彼女の下で働き、手がかりを探しながら製菓技術をさらに磨く。そんな提案を快諾する彼に課せられたのはネット配信で巫女姫としてのPR活動を行いつつメイド喫茶で働くことであった!
これは、才能がありながら挫折した少年が、雲のような消えかがった伝承と、眠りについてしまった過去の記憶。謎と神秘に彩られた街で出会う、個性豊かな人々とちょっと不思議な事件。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 20:54:58
35005文字
会話率:57%
ある日、自分が誰なのかも分からない世界に目を覚ました如月葵。
そんな葵に日向薫という人物が現れた。
彼は来る度に、一輪のひまわりを置いていく。
そのひまわりにはどんな意味があるのか、葵が忘れてしまった思い出とはなんなのか。
日向薫とは、記憶
を失う前の如月葵にとってどんな存在だったのか。
カクヨムでも投稿しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 11:21:53
10864文字
会話率:48%
碇グループの令嬢、碇薫子の学園を中心とした日常生活。
最終更新:2021-02-19 13:56:41
5999文字
会話率:53%
捜査一課に配属された俺は日向班になることに。日向主任は黒髪ロングの綺麗な女性で何より若い。そんな日向主任は実は殺人犯に✕✕されたい。その思いは小さい頃のある出来事から。俺くんと日向主任の刑事日記。
最終更新:2019-06-21 22:03:45
955文字
会話率:34%
とある高校に通っている、日向薫(ひなた かおる)と木下明里(きのした あかり)。
幼稚園から幼なじみである二人はお互いを異性として見始めているが、すれ違いばかりの日々歯がゆい関係が続いていた。
夏休みまで1ヶ月を切ろうとしていた頃に一人の女
子生徒が転校してクラスにやってくる。
彼女の名は橘夏希(たちばな なつき)。とても綺麗でどこか大人びている表情をしている。
彼女の転校初日、薫は橘夏希から手紙で屋上に呼び出される。
そして、屋上で夏希は衝撃の事実を告白する。
「私、”未来から来た木下明里”なの・・・」
夏希は、このまますれ違いのまま離ればなれになる2人をくっつけてハッピーエンドにするために未来からやってきたと言った。
突然の事実に戸惑いつつも主人公は、自身の中の恋心を徐々に自覚していく。
しかし、未来からやってきたのは転校生1人だけではなく、もう一人留学生としてこの時代に来ていた。
彼女の名はジュリー・アシュカ。彼女は未来の時代に主人公に片思いをしていた子であり、薫と明里の仲を引き裂こうと策略する。
無事2人は互いの想い人になれるのだろうか・・・。
2人の男女と未来の男女2人の思想がが織りなす、純SFラブストーリー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-05 12:00:00
7641文字
会話率:42%
高校デビューに失敗してスクールカーストで三軍になってしまった少年、日向 薫がなんとかつくれた友達や仲間と一軍を凝らしめてカースト制度を止めさせるため日々努力する!!
最終更新:2014-01-17 17:00:00
2263文字
会話率:26%