ある日、何の前触れもなく。世界に人外魔境(ダンジョン)が出現した。
山に。川に。森に。谷に。海に。空に。地下に。
未知の場からは、それまで幻想と断じられていた生物があふれ出した。同時に、人間と似た外見ながら、異なる特徴を持った種族も生
まれたのである。
ある者はそれを世界の終りだと嘆き、ある者は新世界の始まりだと喜んだ。
いずれにしろ、それまでの世界は一瞬にして様相を変えた。
ダンジョンからあふれ出す生物は、否、怪物たちはみな魔物と呼称されるようになり、それに挑む冒険者がちまたにあふれた。
力を求めて契った者、極限の状態で愛が芽生えた者、力を商品とするために交配させた者。
手段、状況は異なれど、人間とそれ以外の種族は混血を繰り返し、人外魔境を支配するための力をつけていったのである。
幾星霜の月日が流れた後。
かつて壮大な文明が築き上げられた世界はいまや見る影もなく、魔物と戦い報酬を得る弱肉強食が、世界のルールとして君臨した。
長い年月の中で混ざり合った種族はそのほとんどが混血となり、純血を維持する者は希少となった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 20:57:21
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最終更新:2016-07-09 13:56:29
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