明治新政府で重要な立場に就く退助だったが、
征韓論であえなく辞職し下野。
自由民権運動へと突き進み、政治結社を設立、
日本中を駆け回るのだった。
最終更新:2021-05-02 10:08:18
67417文字
会話率:13%
舞台は明治25年。西郷従道を会頭とする政治結社「国民協会」が、山形県へ遊説に訪れた。巨大な達磨のような風貌の従道会頭は、演説会の会場で無駄話をして弁士に怒鳴られる。
「国民協会というのは、一応は政治結社ではないのか。演説会では無駄話をして
弁士に叱られ、自ら演説の一つもなさず、経綸(国家政策)も語らず、ひたすら酒を飲んで都都逸を唸りカッポレを踊っているこの男を会頭にするとは、議員先生たちは一体何を考えているのだろう」
駆け出しの新聞記者中山はそう首を傾げるのだった。
東日本大震災復興祈念企画「明日ヘノ懸ケ橋」に寄せた作品(2011年)。山形県天童市を舞台に、西郷隆盛の十六歳年少の実弟西郷従道と、二人の新聞記者の交流を描いた歴史創作です。史実から取ったエピソードもありますが、基本的には創作作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-05 21:03:56
19911文字
会話率:40%
時は2050年
ネットの中で政治に対する不満を語り合い
己の趣味趣向のみに興味を人々は示さなくなっていた。
最終更新:2014-10-06 16:18:40
1205文字
会話率:0%