時に戦乱の時代。天下は未だ定まらず、戦いに終わりは見えなかった。
13の国々が天下に割拠し、争っていた。
13の国々が一角の東晋(とうしん)では、国王の姫裕(きゆう)とその次男の姫雲(きうん)と長男の姫恩が水面下における派閥抗争を展開してい
た。
そんな中で隣国である南晋(なんしん)への侵攻が発議される。
これは初の統一王朝「東晋」の初代皇帝、文武帝(ぶんぶてい)とその臣下たちの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 07:00:00
32601文字
会話率:60%
戦乱の時代は終わりを告げた。ロムレス王国に仕える騎士ジラルドは祖国統一戦争で大武勲を上げ、〈火神〉の二つ名で呼ばれる大英雄までにのし上がった。
紆余曲折あって政争に破れ、王都より遥か彼方、隣国の国境線に位置する長城へと名ばかりの将として飛ば
された。
そのうち戻してやると因果を含められ、七年経ったが返事はなしのつぶて。見渡す限りのド田舎では酒を飲むくらいしかやることはない。
見事アル中となり果てたかつての英雄のもとに、ひとりの救世主がやってきた。
「私はユリーシャ。今日からあなたの妻になる者だ」
ジラルド二十五の春。運命がゆっくりと回り出した。
※「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-29 15:00:00
105002文字
会話率:34%
千年と長きに続く戦乱の世。
世は麻のように乱れ、君主が各地に乱立。
民は苦しめられ、希望は無いかに思えた。
教皇が治める国でもまた同じ。
祭り上げられた教皇はお飾りの少年。
だが、彼はただの少年ではなかった。
彼が目覚めたとき、時代は大きな
うねりを見せようとする。
戦乱の世は終止符が打たれるのか、はたまた更なる混迷を深めるのか。
物語は今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-19 07:00:00
12675文字
会話率:17%