ここは魔法の国。
ローレライ魔法王国。
この国の王は代々高潔であり、国に奉仕する存在です。
王以外の王族もまた皆その強力な魔法の力で国家の要職について国を牽引しています。
しかし。
この国には魔法の全く使えない無能な王女がいました。
無能な
王女とはいえ何かしなければいけません。
ですが王女は魔法が使えません。
唯一幸運なことに王女には有能な側仕えがいました。
ある日。側仕えが言いました。
探偵事務所をはじめましょう。と。
王女は答えました。
うぃ。と。
こうやって無能な王女は探偵になって国民を助ける事になりました。
そこからはあっというま。有能な側仕えは有能な助手になり、あらゆる事件を解決していき、数年で探偵事務所は有名になりました。
王女はそんな助手が大好きです。
助手も可愛い王女が大好きです。
二人は助け合いながらドタバタと貴族平民の区別なく事件を解決していきます。
ここは。
そんな妖精探偵社。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 18:10:00
184750文字
会話率:34%
「勇者と魔王が死んだ。お前に捜査を命じる──」
深夜に叩き起こされた「私」は皇帝陛下からとんでもない事件の発生を告げられその解決を命じられる。
現在人魔大戦の講和会議が行われている繊細なこの時期に当事者である勇者と魔王が他殺体らしき遺体
で発見されたというのだ。
対応を誤れば直ぐさま戦争が勃発しようという震源地に(いやいや)赴く私、ジェシカ・ブレストリーは探偵王女と呼ばれ、趣味で身の回りの事件なら解決してきました。
でもこんな難しくて危険な事件の捜査を命じられるなんて……
やっぱり私、陛下嫌いだわ。
でも……やるしかないですわね。
今にも戦争が起こりそうなんですもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-14 22:08:10
14440文字
会話率:32%