見上げるのも見下ろすのも、冷たくて温かい稜線の空気。
宮殿から視ていたのはなんだろうか。答の出ない問や過去に絡め取られた脚になんの意味があろうか。
優柔なる少女は、望みを確かとするなら長い冬を受け入れ、氷河と進む。
傷つけられ
、奪われた先は、対立か、協調か、それとも、成就か。
「──、聞かせてください」
怨念に歩み寄る幼い願いの物語を──。
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※文体・台詞の癖が強いかも知れません。ご理解・ご了承ください。
更新:一四から二一日ごと、金曜日に一頁ずつを予定。
完結:一九頁を予定。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 18:54:07
401124文字
会話率:66%