主人公の芳江は母親、姉、弟と共にハルビンから四国に引き揚げてきた。
一家は崖の近くの空き地にバラックを建て、困窮生活を始める。
程なく芳江は口減らしのために、奥地で旅館を営む叔母のもとに預けられる。
そこでは身内ではなく使用人の扱いだった。
姉が就職したことから、芳江は実家に呼び戻される。
中学を卒業後、芳江は大阪で准看護婦の資格を取る。
四国の診療所に就職し、母親との生活が始まる。しかし、安穏な未来が待っていたわけではなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 08:52:26
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会話率:18%
短編、捧げるは永遠の純愛に対しての「僕」視点。
最愛の妻である里奈の幸せを願っていた僕の行動は実は…………。
最終更新:2014-05-24 15:23:15
4668文字
会話率:34%
皇国滅亡を目前とした戦争末期の国に遺された、愛する夫に既に戦死されてしまったとある若い未亡人の想いと覚悟。
最終更新:2014-05-24 00:23:27
1462文字
会話率:0%